■2023年11月28日の「今日のことば」■
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![]() 「ほめる」は「叱る」と対比的に 語られがちだけど、むしろ 「ほめること(認めること)」と 「期待をかけること」の区別が大事。 人を動かす言葉を持っている人は、 期待があってもその期待については自制して 語らずにおける人であり、一方で 肯定的に認める言葉については積極的に 送り続けられる人なのだと思った次第。 肯定的に認めるとは、 その人の「今」を評価すること。 期待をかけるとは、その人の「今」の、 「その先」を評価すること。 期待されてがんばる人もいるが、 期待されるとその期待につぶされる人もいる。 期待とは「今」のままでは不十分だと、 「今」を否定することでもある。 相手を肯定的に認めることは、 多くの人はできるのだ。 けれど、肯定的に認めていることを、 てらいなく、力強く、言葉にして相手に 実際に届けられる人は、そう多くのはない。 それができる人が 「人を動かす言葉を持った人」 なのだと思う。
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「おおっ、がんばったね」
なんて、がんばりをほめつつ、つい、 「もうちょっと、ここまでできればいいね~」 「次回はもっとがんばろうね」 なんて、なにげなくなく、 期待をこめた言葉を発しがち。 よくよく考えてみれば、これでは、 「今」のがんばりをほめているようでいて、 「今」のその人を認めていないことでも ありますよね。 そうだなあ、 こちらの勝手な期待はおいておいて、 その人の「今」のことを、 認めて、よければほめて、 それで終わりよいのだなあと思いました。 期待すると、重く感じる人も、 それができないと辛く感じる人も、 期待されることそのものがイヤな人もいるからね。 もちろん期待されて、 がんばれる人もいると思うけど、 そういう人は、おそらく、期待されなくても、 自分でがんばれる人なのだと思うし。 こちらの勝手な期待を押し付けるのは、 意識してやめようと思いました。 それにそうそう、こちらも、 相手がこちらの期待に答えてくれないと、 不信感を持ったり、イライラしたり、 落ち込んだりして精神的にもよくないしね。 勝手に期待するのやめたほうがいいね。 |
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