■2017年08月28日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
![]() ダブルメジャーの人材について、わたしの恩師、 森政弘先生は「π型の人間」という言葉で説明されていました。 みんな専門を2つ持ちなさい。 ちょうど「π」の文字のように2本の柱を立てて、 それを梁でつなぎなさい。 ひとつの専門に懲り固まっていても、新しい発想は生まれない。 2つの専門を持って、それをつなごうとしたときにこそ、 新しい分野を切り開いていける、これから求められるのは、 そういうエンジニアなんだよ、と。(略) ひとつの道を極める、 という生き方は日本人の美徳にも合致して、 とてもカッコイイものに映るでしょう。 そして改善、改良型の仕事がやりたいだけなら、 ひとつの道を極めれば十分です。 しかし、自ら新しいジャンルを創造するような仕事が したいのだったら、少なくても2つの専門を持ちましょう。 そして困ったときには頭の中に「π」の字を思い浮かべて、 異なる2つをどうつなげるか考えましょう。 画期的なアイデアとは、そういうところから生まれてきます。
![]()
生田先生は、
「もしかしたら、 「日本でダブルメジャーなんて無理だ。 2つの学科を卒業しなようとしていたら、 就職も遅れるし周りに差をつけられる」 と思う人もいるかもしれません。 でも、そこで2年や3年就職が遅れたからといって、 人生はその先何十年も続くのです。 40歳や50歳になればわかりますが、 20代の2~3年など全く気にする必要はありません。 そこで地力を身につけておけば、あっという間に、 追いつけ追い越せます」 と言っていて、専門分野を2つ持つことをすすめています。 専門を2つ持てば、強みとなりますよね。 銀行マンで、お金のことも専門、その上、手品も極めた方が いるそうですが、相乗効果でいい結果が出るし、 発想力もつくわで、仕事にもいいし、 生き方も豊かになるそうです。 話を聞いていても、考え方も幅広くなると思えますし、 その方が楽しいように思えます。 ひとつで支える「T」の字もいいですが、 そのひとつがなくなると弱いので、「π」の字のように、 2本の柱があると確かに強いなと思いました。 |
![]() |
|