■2017年05月11日の「今日のことば」■
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![]() これは優等生タイプにとても多いのですが、 とにかくみんな頭でっかちなんですね。 なんでも頭の中だけで考えて、 「できる」とか「できない」の判断を下している。 どんなに優秀な人であっても、頭の中だけで完結していては いいアイデアも生まれません。 頭を動かすのと同じように、手を動かしながら考えるのです。 たとえば、ロボットについて 70点レベルのアイデアが浮かんだとしましょう。 このとき、机の前でうんうん唸って80点や90点のアイデアに 練り上げようとするのではなく、とりあえず70点レベルで いいから試作品を作ってみる。 そしてでき上がった試作品を実際に動かしながら、 足りないところを考える。 目で見て、耳で聞いて、手で触れることによって、 課題や解決策を探っていく。 そしていくつかの問題を改善した80点の「試作品2」を つくって再び動かしてみる。 こうすると、頭の中で考えていた時には 思いもしなかったような発見があったりします。
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生田先生は、試作品を作ってみる他、
パッと思いついたアイデアを何パターンもの 「マンガ(絵)」にして、問題点や次なる発想を ひねり出したりしているそうです。 また、論文や企画書を書くときも、一字書かないまま、 頭の中であれこれ考えていても進まないので、 ひとまず思いついたキーワードを書き出したり、 文章になってなくてもいいからとにかく書いてみたり、 頭の中にある思いを可視化してみることが大切だと言っています。 頭で考えていると、あれこれ考えて過ぎて迷い、なかなか、 一歩が踏み出せない、行動できない、なんてことありますよね。 結局は実行できない、なんてことも。 そうなるととてもいいアイデアも無駄になります。 せっかくいいアイデアが浮かんだら、 とにかく可視化していきましょう~ |
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