ことば探し
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■「今日のことば」カレンダー 2017年6月■

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2017-06-30
人間は致死率100%の存在です。
誰も死を免れることができません。

昨日よりは今日、今日よりは明日、
誰もが一日ずつ、死に近づいていることになります。
おそらく、豊かな時間を得るためには、
この現実から時間を見直す必要があるでしょう。

そこには季節のように周期的な時間と、
一生のうちで一度しかない一期一会的時間が流れています。
いつでもあり得るような均質化された今ではなく、
今しかあり得ない今が常にあることになります。
2017-06-29
本当に素晴らしい噺家は、まったく同じ噺をしても、
毎回、観客を感動させる。
聞き手の中には筋を全部知っている人もいるだろう。
同じ噺家の噺を聞いた人もいるかもしれない。

それでも名人の噺家は、
聞き手も知っている噺をして、そのつど感動させる。
それが芸術まで高められた話芸である。
音楽のコンサートも同様だ。
知っている曲を演奏しても、
素晴らしい演奏であれば、毎回感動する。
それは、同じように見えて、
情報の送り手の魂の入れ方が違うのだ。

ルーティンの仕事を甘く見てはいけない。
慣れ親しんだ仕事でも、毎回、毎回、
本気、本音、本物の真剣勝負でのぞむ。
その「一点集中力」が仕事の完成度を高め、
新しい世界を切り開く原動力になる。
2017-06-28
塾で作っている問題集において、誤字や脱字や内容の
間違いをチェックするという校正作業をしたときのこと。
ただ単に、「はい、この問題集を校正してください」と
言って渡すと、慣れていない人は、
おそろしく時間がかかる上に、校正ミスがボロボロ出る。
なぜかというと、あれもこれもといっぺんに
チェックしようとするからだ。

それではどうすればよいか。
より効率のよい校正の仕方とは、一つのテーマ、例えば、
「送り仮名の間違いを探す」というテーマで全体を一通り見る。
そして次は、「問題の番号がちゃんと順番になっているか」
というテーマで全体を見る、といった手順で行うことだ。

つまり正確に校正するためには、必要なさまざまな
チェック項目をすべて一気にやるのではなく、
それらを細分化して、今集中すべき小さなテーマに分け、
それだけに集中していくのである。
いっぺんにやろうとするのではなく、
やることを細かく分けて、そのテーマを絞り、順に進める
「細分化方式」のほうが、結果として集中でき効率的だ。
2017-06-27
古い禅話がある。
ある禅寺の門前に住んでいたお婆さんが、
娘を笠屋とワラジ屋にとつがせた後、
毎日泣きはらしていた。

雨降りの日には、
「ワラジが売れないだろう」と心配し、
晴れた日には、
「傘が売れないだろう」と心配していたからだ。

そこで、寺の坊さんが教えたそうだ。
「雨降りには傘が売れるだろうし、
 晴れればワラジが売れると思いなさい」と。

それからは、お婆さんは、
毎日笑って暮らしたそうな。
2017-06-26
(これまでに2500名もの方を看取られてきて、
 なにか発見されたことはありますか?の質問に)

人は生きてきたように死んでいくということです。
これは私の実感ですね。

ですから、
しっかり生きてきた人は、
しっかり亡くなっていかれますし、
表現はおかしいけれども
ベタベタ生きてきた人は
ベタベタ亡くなっていく。

それから、
周りに感謝をして生きてこられた人は、
我々にも感謝して亡くなられるし、
不平ばかり言って生きてきた人は
不平ばかり言って亡くなっていくんですね。

このことは、
よき死を迎えるためには、
よき生を生きなければいけない、
ということを教えてくれていると思うのです。

    柏木哲夫(金城学院大学学長)
2017-06-23
私はマザー(テレサ)から、キレそうなときに、
キレないですませる方法を教えていただきました。(略)

あれは1984年11月に来日されたときのことでした。
岡山駅までお迎えにあがると、辺りはテレビや雑誌の記者、
一般の人で黒山の人だかりができていました。

マザーがお着きになると、本当に文字通り
「フラッシュの雨」が降ったのです。
その後、どこへ行っても、
「マザー、こっちを向いてください」「次はこちらを」
とびっくりするほどたくさんの写真を撮られて…
異国の地で厳しい日程に加えて、新幹線や車など
慣れない乗り物での異動、当時マザーは74歳でした。

肉体的にも精神的にもお疲れでしょうに、
マザーは嫌な顔ひとつせずにニコニコと、
本当にすてきな笑顔で応対していらっしゃったのです。

私は内心
「マザーはカメラ慣れをしていらっしゃるのかしら。
 それとも写真がお好きなのかしら」
と思っていましたが、口には出さずにおりました。

夜10時を回ったころだったでしょうか、
ようやくすべての予定を終了して修道院にご案内し、
二人で肩を並べて歩いていると、マザーがふと、

「シスター、
 私はフラッシュがひとつたかれるたびに、
 死にゆく魂が神様のみもとに安らかに召されるように
 神様と約束してあるのです」
とおっしゃったのです。

生きている間、いいことがちっともなくて、
神や人、世間を呪っていた人たちの魂が、
「サンキュー」と言って穏やかに、
この世と和解して死んでいくために、
煩わしいけれど、
疲れているけれど、
笑顔をするんです、と。

マザー・テレサが神様と交わした秘密の約束
(ノートルダム清心学園理事長 渡辺和子)
2017-06-22
他人力は、「必要なら他人を頼れ」ということです。
自分だけでできないことは、ほかの人に甘えるのです。
ほかの人をちゃんと使うことができない人は、
えてして責任を過剰に抱えて自滅してしまうことがあります。

どんどん、能力ある人に権限を委譲するのです。
こうしてあなたは不安を軽減させていくことができます。

ただし甘え方の下手な人、ちゃんとお礼を言えない人、
引き受けてくれた人への感謝やお返しができない人は、
この方法を上手に使うことは難しいかもしれません。
助かったときは「ありがとう」と言い、
その人を助けるチャンスには
率先してお返ししていく姿勢を身につけてください。
2017-06-21
日頃のメンタルトレーニングでよく行うアドバイスがあります。
これはとにかく、動くためのおまじないのようなものです。
状況に応じて試してみてください。(※内容の一部略しています)

●肝心なことを確認しよう
 一番大切なことだけに集中して、そこだけ確認する

●できたときのことだけ考えよう 

●嫌というほど練習してみよう

●頭をからっぽにしてみよう

●考えてもしようがないことは考えないでおこう

●不安を過大に評価しないようにしよう
 「これは大変だ」と思わず「ちょっと不安だな、でもま、いいか」
 と受け流す

●準備を徹底的にしよう

●結果のわかっていることだけやってみよう

●開き直ってみよう

●思い過ごしだと言い聞かせてみよう

●無責任な自分になってみよう
 「結果などどうでもいい、責任は自分にはない、
  失敗したら天気のせいだ」などと考えてみる

●仲間を信じてみよう
 自分だけで考えることはない。上司、チームメートに相談したり、
 ほかの人に任せてみる。
2017-06-19
「なんで私にはこれが不安なのかしら」
「この不安は、こんな要素に分解できるかもしれない」
「なにをどうすれば、不安が一番軽減されるかな」

そんなふうに考えてみてください。
結論はとてもシンプルでしょう。
はるか遠くにあるものばかりでなく、自分の現在を
もっときちんと捉え直せばすむことも多いと思います。

「要するに、もっと真面目に働けばいいんだ」とか
「彼氏ともっと話をすればよかった」とか
「練習量を増やせばいい」とか。

老後の年金が心配なら、年金制度を勉強して損をしないように
することも大切ですが、収入を増やして貯蓄なり投資なりをして
財産を大きくすることのほうがもっと大事でしょう。
いまなにをすればいいのかを考える。
これが不安な顔を見たときの正しい対処方法なのです。
2017-06-16
生活に疲れて、どうにも心が乾いてしまうことがあります。
乾ききった心は不機嫌で、家族が優しい言葉を
かけてくれたときでさえ、もう助けにはなりません。
ただただ、自分の中の疲労や苛立ちとともに閉じこもってしまいます。
そんなときに自戒を込めて思い出す言葉があります。
詩人の茨木のり子さんの詩です。

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

乾ききる前に、きちんと自分に水をやること。(略)
常に自分への水やりができる人はきっと凜々しく、
みずみずしく、しなやかです。
周りにいる人をも幸せにすることができるでしょう。
2017-06-15
「このところ、あの人と会うと必ずケンカになってしまう」
「電話でもメールでも、なんだか思いが伝わらない」
こんなときは、無理に解決しようとせず、しばらくの間、
その相手との距離を置いた方がいいこともあります。

人にはバイオリズムがあるように、
運気にも見えない波があります。
それは、人間関係も例外ではありません。

とくに理由はなくても、なんとなくギクシャクしてしまうとか、
なぜかお互いに相手の発言にイライラする、といったときは、
「今は、そういうタイミングなのだ」と考えて、
割り切ってしまう方がいいかもしれません。

もしかすると、相手は、何か大切な考え事をしていて、
少しの間一人になりたいのかもしれません。
人間には、誰にでもそんな時期があるものです。
2017-06-14
「できる」と思う人はまず、
自分にとってのできる道すじを考えます。
愚直に正面からぶつかっても壁は越えられないと思ったら、
何か方法はないだろうかと考えるのです。

「できない」と思う人は逆に、
正面から何度もぶつかってそのたびに自分の力のなさを痛感し、
ついには「できない」という結論をだしてしまいます。
これは無力感にとらわれるということです。
わたしたちは一度でも無力感にとらわれてしまうと、
その時点でもう「できない」としか思えなくなるのです。

つまり「できる」と思うことには、
同じやり方に固執するのでなく、
できるやり方を考える作業が伴ってくるのです。
だからこそ、無力感にとらわれることなく、
最後まで「できる」と思い続けることになります。
2017-06-13
言葉は道具なんかではない。
言葉は、自分そのものなのだ。
だからこそ、言葉は大事にしなければならないのだ。
言葉を大事にするということが、
自分を大事にするということなのだ。

自分の語るひと言一句が、
自分の人格を、自分の人生を、
確実に創っているのだと、
自覚しながら語ることだ。
そのようにして、生きることだ。
言葉には、万物を創造する力がある。

言葉は魔法の杖なのだ。
人は、魔法の杖を使って、
どんな人生を創ることもできる。
それは、その杖を持つ人の、
この自分自身の、心構えひとつなのだ。
2017-06-12
「わかろう」という意思、これは何か、
言うまでもない、優しさである。
わからないものをわかろう、
自分でない他人をわかろう、
この想像的努力のまたの名は、
ほかでもない、愛である。

愛のない人にはわからない、
愛のない人が、わかっている以上のことを
わかることはあり得ない。
なぜなら、最初から、わかる気がないからである。

わかる気のない人に、なぜわかるわけがあるか。
愛していないものを、なぜわかる気になれるか。

わかる力は、愛である。
えてして人は気づいていない。
真の知力とは、愛する力であることを。
2017-06-09
照る日もあれば曇る日もある。
何ごともよろずリズムの波があって、
つねにいいときばかりとはかぎらない、
晴れの日ばかりではないということです。

人生を「いま」という時間で切りとって、
ひとつの「点」として捉えて、最悪だ、どうにもならない、
などと考えることはあまり意味のないことです。
人生は川のように流れていくものです。
いいときもあれば悪いときもある、
点の集合による「線」で考える。

一筋の流れで見る習慣を身につけるようになれば、
短絡的に死に急いでしまう人は
もっと減っていくのではないかと思います。
2017-06-08
ネイティブ・アメリカンの言葉に、次のようなものがあります。

あなたが生まれたとき、
あなたは泣いていて、周りの人々は笑っていたでしょう。
だからあなたが死ぬときは、
あなたは笑い、周りの人々は泣いているような人生を送りなさい。

これこそ、多くの人が目指す死に方ではないでしょうか?(略)
自分がどんな死に方をしたいか、考えたことがある人は、
多くはないでしょう。
しかし、これを機に、死について真剣に考えてみると、
周囲の人たちと付き合い方が変わってくるかもしれません。
2017-06-07
人との絆は、強いように見えて、はかないものです。
ささいな誤解、ときの流れ、うっかり発した言葉、病気や事故…。
そんなことが原因で、ずっと続いてきた二人の絆が、
雨上がりにパッと出て、すぐに消えていく虹のように、
いつの間にか消えてなくなってしまうこともありうるのです。

忙しい、今日は疲れた、そのうち連絡すればいい…
大切な絆なのに、私たちはいろいろな言い訳を並べて、
しっかりと守ろうとはしません。
でも、本当にそれでいいのでしょうか?

あの人の笑顔を、もうずっと、見られなくなったら?
あの人の優しい声を、永遠に聞けなくなっったら?
あなたの心にはきっと、ポッカリと穴が空いてしまうでしょう。

いつか消えてなくなるかもしれない絆だから、
今、大切にすることが肝心です。
なくしてから後悔しても、もう取り返しはつかないのです。
2017-06-06
みにくいアヒルの子は、
自分はみじめなアヒルだと信じ込んでいます。
逃げ出したアヒルの子に驚いて、小鳥たちが飛び去っていったときには
「自分がみにくいから向こうに行ってしまったのだ」
と考えます。

狩猟犬が追いかけるのをやめたときには、
「きっとぼくがあまりにもみにくいから、
 噛みつく気にもなれなかったんだ」と決めつけるのです。
みにくいアヒルの子は自分を卑下して、絶えず自分の欠点を
責めたり、自尊心を貶めたりします。
人によってはそれとは反対に、
自分を大きく見せようと、おごり高ぶる人もいます。

いずれにしても、事実に基づくのではなく、
思い込みで自分の心と対話したところで、
真の自分と向き合うことはできません。
大切なのは、決めつけるのではなく、
客観的に自分を見ようと務めることです。

自分の能力を低く見ることは、自信を持つことよりかんたんです。
だから、人は自分の本来の力を100%出し切れないのです。
2017-06-05
人生は、選択の連続です。
目の前に右と左の別れ道があったとき、
右を行くのがいいのか、左がいいか…
たぶん、正解はないと思います。
どちらの道を選んでも、失敗や挫折はある。

大切なのは、失敗しないように生きることじゃなく、
失敗しても、そこから何かを学ぶ生き方だと思う。
だから、僕は、
「あのとき左を選んでおけばよかった」
なんて、後悔することはありません。
2017-06-02
『戦場にかける橋』1954年
ピエール・ブール
(代表作/猿の惑星、戦場にかける橋など)

《出版社からの返答》
じつにお粗末!


『大地』1931年
パール・バック
(大地はピュリツァー賞受賞)

《出版社からの返答》
まことに残念ですが、アメリカの読者は、
中国のことなど一切興味がありません。


『チャタレイ夫人の恋人』1928年
D・H・ロレンス
(代表作/息子と恋人、チャタレイ夫人の恋人など)

《出版社からの返答》
ご自分のためにも、これを発表するのはおやめなさい。
2017-06-01
ダメ出しをされると、それを聞き流してしまったり、
相手に対して怒りを感じてしまったりすることがあるでしょう。

特に大人になると、
「自分のことは自分が一番よくわかっている」
と思いがちで、聞く耳を持てなくなってしまう人もいます。

しかし、実際には、
「自分には見えていないけれど、周りの人には見えている自分」
という部分は必ず存在します。
それは良い部分でも悪い部分でもありえますが、
情報として知る価値が高いのは悪い部分でしょう。

つまり、ダメ出しをされることによって気づける部分です。
なぜなら、悪い部分を知ることは、それを改善することに繋がり、
良い部分に変えていける可能性を持つからです。

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ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
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