ことば探し
★私は、前に進むことについて怖れがありません、むしろ楽しみです★

■「今日のことば」カレンダー 2008年3月■

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2001年 : 11 12 
2008-03-31 自分には生まれつき何々を受ける権利があると
思い込むのは、人を絡め取る罠です。
自分に対して自分で負うべき責任を
他人に転嫁させる恐れがありますし、たいていは
そんな責任転嫁は相手には迷惑なばかりです。(略)

権利意識の塊になると、
人は腹立たしくて疲れてしまう堂々巡りの
論理に閉じこめられてしまいます。
どれだけ与えられても満足できないのです。

権利意識の強い人は、
どんなに愛され尊敬され注目され、
あるいは成功や富を手に入れても嬉しいと思えません。
常にそうしたものが途切れずに自分の許に
やってくるという確信が持てないからです。
2008-03-30 器用、無器用の違いがどこにあるかというと、
僕は時間の差じゃないかと思いますね。
1つのことを習得するのに器用な人間は、
短時間で勘どころを押えて適応するのに、
無器用な人はなかなかうまくできず、長時間要してしまう。(略)

ヨネヤマさん(※)は、最初バレエをやっていた。
演ずることの基本を全部やって、それからパントマイムに
移っているわけです。地に足がついた芸というか、
足腰のしっかりした芸、これは、
どんなに器用でも自分のモノにすることはできません。
無器用だからこそ基本を何度も繰り返す。
そこから初めて人を感動させる何かが
生まれてくるんじゃないでしょうか。(略)

無器用だからできない、というのじゃなしに、
無器用だから出来ることがある。
無器用さを生きる技術にしている人間には、
こんな発想があるんじゃないでしょうか。
コツコツと重ねた勉強は、試験が終わっても忘れることがない。
が、器用に一夜づけで覚え、試験でいい点数を取っても、
次の日には、なにも覚えていない。
生きていく上で、どっちが得か。
これはもう、いうまでもないことでしょうね。

(※/ヨネヤマママコさんは、日本のパントマイムの第一人者)
2008-03-29 むやみに批判することは、やがては人間関係に
破綻をきたす、悲しい抵抗のかたちです。
歳がいくにつれて辛辣になり、人のやることなすことにケチを
つけるようになった年配の人を、誰しも知っているはずです。
そういう人は、しまいには周囲から敬遠され、孤独の中で、
ますます辛辣になるものです。

あなたも、いつも他人の悪い面を見ていると思いあたるなら、
そろそろ批判をやめて、自分の胸に訊いてみましょう。
なぜ人の欠点をそんなふうに指摘しなければならないのか。
人がまちがっているからといって、
なぜ自分がそれにこだわるのか。
2008-03-28 (お菓子作りの先生のことば)
「何でもないことのようですけど、ここに達するまでには
 ずいぶん試行錯誤して、4年も5年もかかったんですよ。
 ただし要領がわかると、スイスイと何でもできるようになって」

この言葉に触れたとき、私は心の中で、大きく頷いたものです。
きっと、1つのコツを生徒に伝授できるようなるためには、
何度も何度もクリームを泡立て、飾り付けをし、
失敗も繰り返してきたはずです。
お菓子の先生に限らず、職人さんのような何らかの
技術を極めた人は、誰でも同様の経験をしているでしょう。

できてしまえば何でもないことのようでも、
極めるためには必ず相応の時間を要するのです。
2008-03-27 しっかりと認識しなければならないのは、
「人は、心にゆとりがないと聞くことはできない」
という事実だ。 (略)

大事な考え、あなたにとって大切なこと、
特に価値観を伝えようとする時は、
相手が受け入れられる状態かどうかを見極めて、
もし相手が余裕がある状態だったら、
あなたの価値観をきっぱりと、力強く、明確に、
そして、あっさりと伝えることである。
2008-03-26 私たちは他人を愛するとき、
何らかの「見返り」を求めているものだ。
よほどの聖人君主か変り者でもないかぎり、それを通じて
自己愛が満たされなければ、相手を愛することは難しい。

逆に相手がこちらの自慢話を聞くなどして
自己愛を満たしてくれれば、相手の自慢話にも
耳を傾けることができる。

そうやってお互いに「心理的なニーズ」を満たし合う
ギブ・アンド・テイクの関係がなりたっていれば、
相手を自己中心的だと思うこともないわけだ。(略)

自己愛を満たしてもらわないと、
相手の自己愛を満たすこともできない。
お互いに甘えを受け入れ合うことが大事。
2008-03-25 実は2年目の1998年エンジェルスは
終盤までプレーオフ進出争いを繰り広げたが、マリナーズ戦で
僕が打たれてしまい、決定的な敗北を喫してしまった。
当時のマリナーズは本当に強かった。(略)

打たれたその日は、クラブハウスで相当落ち込んだ。
責任を感じていたのだ。そうしていると、
ブルペンのボスとも言うべきトロイ・パーシバルと
先発の柱であるフィンリーが僕のことを呼びにきた。
しばかれる、つまり怒られるんじゃないかと思った。

ところが、ぜんぜん違った。
ふたりは、こう言葉をかけてくれたのだ。

「シゲ、なにを落ち込む必要がある。
 今年、ここまでチームが頑張れたのは、お前のおかげなんだ。
 だからこんな日はメディアを相手にする必要なんてない。
 よくやったじゃないか。さあ、飲もう」

泣いた。このときばかりは泣いた。
2008-03-24 やることなすことが裏目にばかり出る。
懸命に努力しているのに、どうもうまくいかない。
そのような状態に陥って頭を悩ますことが、
長い人生にはときにあります。

そんなときに大事なのは、やはり
志を失わず地道な努力を続けること。

およそ物事というものは、
すぐにうまくいくということは
めったにあるものではない。
根気よく辛抱強く、
地道な努力をたゆまず続けていくことによって、
初めてそれなりの成果があがるものだという気がします。
2008-03-23 落ち込んだ気持とか、淋しさ、むなしさ、不安など、
私たちがときに陥ってしまう人間のさまざまなつらい気持ちには、
なにかしら、私たちに対するメッセージが含まれているものです。

私たちは、何かの拍子に、急に不安になったり
心配でたまらなくすることがあります。
そのようなときには、その不安や心配な気持にあまり
振り回されすぎないように気をつけながら、
もう一度自分をとり巻く現実をよく見直してみます。

そうすると、それまでには気がついていなかった
何か危険なことや、対策や準備をもっとよくしたほうがよいと、
わかることもあります。
2008-03-22 大切なのは、心が落ち着いているときが
いちばん自分らしくてベストな状態だと信じることだ。
そのような精神状態のときは知恵がみなぎり、
変化にも敏感に対応できる。(略)

バランスのとれた状態からズレてしまうと、
自分に自信がなくなり、動揺したり、神経質になったり、
怒りっぽくなったりする。

そこで必要なのは、何が起こっているかを認識することだ。
「バランスのとれた状態からズレつつある」と
気づいたとき、ズレた方向に向かっている考えを解き放って、
自分を元の位置に戻す。
これを自己調整法という。
2008-03-21 たとえば、ノーベル賞を受賞した科学者が
教育制度の改革についてコメントしていたとしよう。
その人は科学者として優秀だから、ノーベル賞を受賞したので
あって、教育者として優秀かどうかはわからない。
ところが、世間の人々は、
「ノーベル賞をもらった人が間違ったことを言うわけがない」
と思い込んでしまう。

このように、「この人の言うことだから」と
いうだけで是非を判断してしまう思考法のことを、
社会心理学の世界では、「属人思考」という。
正しいか間違っているかという基準が、
その「人」に属しているわけだ。

しかし、どんなに意地の悪い上司でも
正しい意見を言うことはあるし、どんなに権威のある
高名な学者でも間違った意見を言うことはある。
それぞれの是非を正しく判断するには、
「人」に対する怨念や敬意を脇に置いて、
その意見そのものを吟味しなければいけない。

そういう思考法のことを、属人的思考に対して、
「属事思考」という。「人」とは関係なく、
1つ1つの「事柄」を見て判断を下す考え方だ。
他人の意見を冷静に聞き、「坊主憎けりゃ…」や
何でも鵜呑みにする盲信を避けるためには、属人的思考を捨てて
属事的思考を心がけなければいけないのである。
2008-03-20 逃げられない関係は、ときに面倒だったり、
不便だったり、辛かったりします。
「家族」という枠組みを飛び出して、
自由に暮らせたらどんなによいだろう、と
思う人もいるかもしれませんし、枠組みなどなくても
やっていける、という人もいるでしょう。

でも、人間とは弱いものです。
枠組みがあるからこそ、嫌な面があっても、
困難にぶち当たっても、関係を維持していくことができる。
そういう面があることを覚えておきたいものです。
2008-03-19 たとえばあなたがセールスマンで、
なかなか成約できなくて苦労しているとしましょう。
そこで
「今度こそお客さんを落としてやろう」
などと考えずに、まずは
「お客さんと楽しく会話ができるようになろう」
と考えてみる。

実際に成功している電話セールスマンの話を聞くと、
そのような気持でやっているそうです。
だから、何度断られても、モチベーションを落とさずに
アポの電話をかけ続けられるのです。(略)

そう考えたら「自信をつける」のは、
そんなに難しいことではないでしょう。
「できないこと」をあせって、
ムリにやろうとする必要はありません。
「できそうなこと」を少しずつ
積みかねていけばいいのです。

辛いときほど無理をせず、
「できそうなこと」を積み重ねよう。
2008-03-18 「もっと時間がほしい」とこぼす人の多くは、
まず何かをやるための時間をとろうとする。
ところが、会議がある、つきあい酒がある、家族サービスがある、
通勤や仕事のときの移動時間がある……
そんなこんなで、
「とても時間なんかとれない」となるわけだ。

これは、時間を固定化して考えているにすぎない。
やりたいことがありさえすればいつでも、
空き時間を見つけては取り組めるはずである。

要は
「はじめに時間ありき」ではなく、
「はじめにやりたいことありき」
なのである。
2008-03-17 こう言う話を聞いたことがある。
アメリカの街の作られ方と日本の街の作られ方の違いが、
人の心の有り様までも決めているというのである。
アメリカでは、西部へ西部へと人々が開拓していたった時代、
人々は一カ所に集まって街を作った。

街が出来てから、街の治安を守るために保安官が
必要になって、保安官を雇うことにした。
法を守るためには、裁判制度も必要だということになって、
判事や弁護士という職業が成り立った。つまり
はじめに人がいて、必要に応じて役所ができていったわけである。
だから、あくまで、民中心の街作りだったのである。

それに比べて、日本は全く逆のコースをたどった。
城下町、門前町、宿場町、といろいろな街の形態はあるが、
そのどれもが、住民は街の形態が整ってから
引き寄せられるようにして集まっていったのである。
最初に街作りに参加したのは、
人民を治める側である、役人たちだったわけだ。

だから、官中心の街になり、
人々は官を「お上」と呼んで、一段上のものにしてしまった。
「お上の言うことにはさからえない」
というわけで、納得のいかないことでも、
「お上」の言うことを聞いていたのである。
2008-03-16 私たちは、誰かに頼られると、それに全部
こたえなくてはならないと思ってしまいがちです。
それにこたえられないと、自分の力が足りない、
やさしくない、冷たいなどと考えて、
自分を責めてますます無理をしてしまうことがあります。

しかし、誰だって、限られた時間と力しか持っていませんし、
自分自身の仕事や暮らしがあります。
大事な友達や仲間に対してでも、
何もかもできるわけではありません。
できることと、できないことがあって当然なのです。

「できること」と「できないこと」の線引きを考えるのは、
けっして冷たい態度ではありません。
そのようにして適度な距離感が撮れているほうが、
いろいろと見通しもよくなって、実際の手助けも
かえって上手にできるようになるものです。
2008-03-15 ぼくは、大きく息を吸って「父さん」と切り出した。
「ぼくは、医学の道には進めないと思うんだ」
父は、怖れていたことをついに聞いてしまったとでもいうように、
視線を落とした。その表情があまりにも悲しげだったので、
ぼくの胸ははりだけそうになった。
だが、もう一度ぼくを見たときは、今まで見たこともないほど
やさしい表情が浮かんでいた。
「わかっていたよ」と父はおごそかに言った。(略)

父をどれほどがっかりさせたかと思うと、
ほくは涙が出そうになった。
「父さん」とぼくは言った、「ごめんなさい」

父は鋭い視線でぼくをみた。
「いいかい、父さんはお前が医者にならないことに失望した。
 だが、お前そのものに失望したわけじゃない」
2008-03-14 まわりをざっと見回して、
話を聞いてくれる人が見当たらないときには、
いっそ植物やペットにでも話しかけるとよい。
相手が動物や植物であっても、ちゃんと心をもった
聞き手とみなして真剣に話すと、話し終わったあとに
不思議とさっぱりするものなのだ。

身の回りにあるモノや動物を「聞き手」にするコツは、
ひたすらその気になること。
「こんなのばかばかしい」と思ったり、
「何も答えてくれるワケじゃないのに」などと
冷静になってはいけない。

「話す」は「離す」「放す」に通ずる。
臨床心理学の立場から言えば、言葉に出して話すということは、
心を開け放ち、たまっていた怒り、憎しみ、悲しみを
体から離すという意味合いも含んでいる。
相手がアロエであっても、飼っている猫であっても、
口に出して話すことの効果は大きい。
それは、プロのカウンセラーも認めていることなのだ。
2008-03-13 生きていれば、楽しいときもつらいときもあります。
それは、誰にとっても当たり前のことです。
そのときに気をつけなければならないのは、
つらい気持が強くなると私たちは、ものの見方や考え方が
狭くなったり、固まったり、歪んでしまったりすることがある、
という点です。そうなると現実の中の、
ほんの小さな一部分しか見えなくなってしまいます。(略)

ものの見方がせばまると、気持のほうもますます辛くなってきます。
そうして「つらい気持」と「狭い見方」を悪循環をはじめて、
気持がどんどんつらくなってくるのです。(略)

そのようなときに大切なことは、もう一度、
柔軟なものの見方、考え方をとり戻すことです。
そのためには、ちょっと立ち止まる。
周りをよく見直してみる。誰かと話す。
「あれかこれか」の二者択一ではなく、
もっとやわらかく考えてみる。
そのような小さな開き直りが脱出の役に立ちます。
2008-03-12 人は、賢くなればなるほど、幸せになる。
これが真実だ。
知恵は人を幸せにするからだ。(略)

皮肉屋のボブ・ディランが自己憐憫にあふれた調子で
「愛にはもううんざりだ」と歌ったのは、
愛にうんざりしていたからではない。
本当の愛がわかるほど、賢くなかったからだ。
本当に賢い人は、お互いに愛し合うことができる。(略)

賢くなるとは、成長することだ。
宇宙の法則を知り、気持が優しく穏やかになることだ。
物事の仕組みがわかれば、自分を取り巻く世界と和解できる。
世の中についてよく知るほど、世の中にいるのが楽しくなる。
2008-03-11 「緊張」がいけなくて「リラックス」がいいと
思われがちです。そうではなく、
「緊張」と「リラックス」には同じ価値があり、
片方に長くとどまらないほうがよい、
ということなのです。

「やる気」が「緊張」で、
「やる気をださない」のが「リラックス」です。
これを空腹と満腹の関係で考えるとわかりやすいでしょう。
ずっーと空腹であり続けることも、満腹であり続けることも、
どこか不自然なのです。
お腹がすいたら食べ、
満腹のときには消化、吸収すればよいわけです。

しかし人間は、ついつい「やる気をだしたい」と
悩んでしまうのです。(略)
いつも「やる気を出そう」などと思うところに、
問題があるのです。

やる気が出ることと同様に、
やる気がでないことにも価値があるのです。
そこに気がついてほしいのです。
2008-03-10 立派な家を建てるためには、むろん、
立派なプランが必要です。
しかし、そのプランを実行するためには、
すごい時間と労力が要るんです。

だから、その間、どうするかということを考えない、
立派な家を建てるだけの理想論というあり方は間違っている。
立派な家を建てるための、「中間的」な家をどうするか、
をしっかりやらないと、駄目だ、と思うのです。

結局、人は立派なプランをもたなければならないが、
自分が実現できるプランを、まず決めて、
それを1つ1つ解決していかなければならない。
2008-03-09 人に頼るだけでなく、時にはほかの人にとって
自分が「癒しの源」になることも考えよう。
必要なときにそばにいて話し相手になり、
人から頼られる存在になるということだ。(略)

もっとも大切な役目は、助言するのではなく
話の聞き手になること。
助けを求めている人に何を言おうかと前もって考えたり
しないでごく自然に状況に適応することが大切になる。

癒し手はまず、自分の心を鎮めよう。
そうすれば集中して相手の話を聞いてあげられる。
「あなたと一緒にいると、自分が“世界でいちばん大切な人”
 になったような気分になる」
と言われる人になることだ。
2008-03-07 小さなチャンスを侮らない。
小さなチャンスにも注意し、
きちんと扱おうと心がける人は、
信用を得ることができる。

そして運は、
小さなチャンスを無視する有能な人物より、
小さなチャンスを大切にする普通の人の方を、
たいへん好むものである。(略)

私たちの潜在運を豊かにするのは、
しばしば訪れる小さなチャンスと、
それに注意を寄せようとする心である。
2008-03-06 自由になるための必要条件とは、
「未知の世界が、慣れた世界より
 危険が少ないことを認識する」
ことにつきる。

そして、一歩を踏み出すことだ。
いったん踏み出せば、未知の世界を
新しい目でとらえることができる。
2008-03-05 「驚くべきことですが」と、
牧師のセオドア・カイラー博士は言います。

「ゴールまで『がんばり抜く力』のない人が実に多い。
 瞬発力はあるかもしれないが持久力がない。
 すぐにくじけてしまう。
 万事が順調なうちはなんとかやっていけるのですが、
 ひとたび問題が起きると、とたんに気持がなえてしまう。

 物事をやり抜くのに必要な気力や勇気がないので、
 強い意志を持った別の誰かを当てにするばかりです。
 自分には自立心や独創性はありません。
 進んで挑戦するのは、他の人たちがやっていることだけ。
 あえて集団から一歩外に踏み出して、
 怖れずに行動を起こすということがないのです」
2008-03-04 エジソンは、私が知る中で最も冷静沈着な人物である。
彼は欲求不満や恐怖心とは無縁の人物だった。
後悔するということもなかった。
彼はおごらず、いつも謙虚だった。
私は、そのことが彼を本当に偉大な人間にしたのだと思う。

エジソンは白熱電球を完成させようとして約1万回も失敗した。
以前、私はこのことについて彼に、
「もし白熱電球の秘密がいまだに解明できていなかったら、
 あなたは今どうしていると思いますか?」
と質問したことがあった。

すると、かれは目を輝かせ、ユーモアたっぷりにこう言った。
「もしそうなら、私は今も実験室にこもって実験を
 続けているだろうから、あなたと会ってこうして
 話などしている暇などないと思う」

そもそも、エジソンは「失敗」というものを認識していなかった。
2008-03-03 人気や評判というものは、
自分で作り出すものじゃなくて、他人が
そのひたむきさを見て与えてくれるもの、
という気がしますね。
誰かに気に入ってもらおうと考えてする行動は、
空々しいものに映ってしまう。(略)

一攫千金でしか人生を観れない人には、
理解できないかもしれません。
しかし、人の心を揺り動かす人間は、
大なり小なり、地味でありながら継続している。
深めようとしている人ですね。

表面だけの面白さで流行を追ったり、話題に飛びつく人は、
いつまでたっても人生の軸が得られず、
根無し草に終わるような気がしますね。
2008-03-02 だれもが、じぶんのボールを
受け止めてほしいと思っています。

だれもが、じぶんのことを
聞いてほしいと思っています。

だれもが、じぶんがここにいることを
認めてほしいと思っています。

では、受け入れられたがっている幾多の人を
いったい、だれが受け入れるというのでしょう。

もし、あなたの投げたボールを
相手がちゃんと受け止めてくれたら、
もし、あなたが、相手の投げたボールを
ちゃんと受け止めれば、そこで、
コミュニケーションはひとつ、完了します。
2008-03-01 表面的には失敗、挫折に思えることが、
実は「人間復活のためのチャンス」なのです。
そして、人間復活のチャンスという方向に発想を変えれば、
失敗も、挫折も、困難もとても意味のあることだとわかります。

自分の人生に起こることは必然であり、
無駄なことはなに1つありません。
そして、人生には余計な回り道というものはありません。
嫌なことや苦しいことは、私たちが自分自身を大きくするために
自ら引き寄せたものであり、それを乗り越えたときに
ひとまわりもふたまわりも大きく成長することができるのです。
(略)

人間は、自分に都合のいいことは成功、
都合の悪いことは失敗というふうにとらえますが、
実は成功は・失敗という区切りはなく、すべては、
そこから何かを学んで成長するために起こっているのです。
自分にとって都合の悪いことがなければ、
本当の意味での知恵を深めることもできません。

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!


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