■2016年06月15日の「今日のことば」■
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![]() 40代、50代、60代になったとしても精神的には成長して いきますし、体験する物事によって価値観や志も変化します。 今まですごく気があっていた友人、仲間、恋人同士、そして たとえ夫婦であったとしても、その「気」が合わなくなることも 考えられるのです。 ここでいう「気」とはただの相性、フィーリングと いうだけではなく、生きる姿勢や目的、向上心、向学心などの エネルギーのすべてを含めた「気」です。 それまでずっと親しくつきあっていた友人や信頼していた 人間関係に不信感が生じてきて、どうしての拭い去れないときと いうのは、確実に何らかの「気」の変化が起きています。 その変化は実にさまざま。(略) 以前は気の合っていた相手との友情や愛情、信頼感といった 関係性が、どちらかの成長や後退によって揺らいでしまい、 不信感や疑惑が発生してしまうことは多々あります。
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そんなときと、どうしたらいいか。
精神科医の奥田さんは、こう言っています。 「そうした状況に気づいてしまったら、無理に不信感を払拭しようと するよりも、「同じ世界に住まなくなってしまったんだな」 とあきらめて、つき合い方を変える時期だと受け入れた方が スッキリします。 といっても別に関係を絶つ必要はまったくありません。 「以前より共有できる心の世界が狭くなってしまった人」 として一段階、つき合いの親密度を下げるだけでいいのです。 「親友」から「友達」へ、 「熱々の恋人同士」から「クールな大人のカップル」へ、 「心の同士」から「普通の同僚関係」へ… そういうふうに自分が納得すれば、次第に心のモヤモヤや つらさはなくなっていきます。 いわば「関係性の軌道修正の時期だ」と考え、必要以上に こだわったり悲しまないで、自分のレベルに合う 新しい仲間や心のつながりを探していく方向に 心のギアをチェンジしましょう」 「あれっ?この人、すっかり変わってしまったなぁ」 「この人とは、話が合わなくなったなぁ」 などと感じる時は、その人が変わってしまった場合もありますが、 こちらが変わってしまっている場合もあります。 そんなふうに感じるときには、「気」の変化や何かの変化が 起きているときで、その変化を受け止めて、思い切って、 心のギアチェンジすることも大切なのかもしれませんね。 |
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