■2016年06月13日の「今日のことば」■
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![]() 人間というのはどんなことをしても、どんなに努力をしても、 病気になったり歳をとったり死んだりします。 それは苦痛なのですが、避けられないことです。 それが苦痛だという事実は変えることができないし、 避けられないとしても、それを笑うことはできるのではないか、 というのが僕の考え方なのです。 笑ったからといって、苦しさがなくなるわけではありません。 だけど、笑うとものすごく気が楽になります。 他人が苦しんだり失敗しているのを笑うのは わりとたやすいのですが、自分が苦しんでいたり、 自分が失敗したりすると、それを笑うのはむずかしくなります。 自分を笑うというのは一番むずかしいことなのです。 (哲学者、作家 土屋賢二)
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土屋さんは、さらにこう言っています。
「苦痛に対して、最終的に自分を笑うということが 一番いいのかな、と思っています。 それしか方法がなくなるというか。 とにかくあらゆる手を尽くして、最後はもう笑うしかない みたいなところにいってしまう。 それがユーモア精神というか、そういうものだと思います」 自分を笑うこと、これが気持ちが楽になるコツのひとつで、 苦しい状況から抜け出すには、笑うことがいいそうです。 苦痛や痛手、失敗ややりきれない思いなど、 生きているといろいろなことがあり、そのたびに、 いろいろな感情が次々とわき出してきますが、 そんなとき、暗~くならず、自分を責めるのではなく、 「ま、いっか」「ここまでやったけど、ダメかぁ~」とか、 「やっちまったね…」「おいおい、またかい」などなどと、 自分を笑い飛ばしていけたら、 軽くなれそうで、いいなぁと思います(笑) |
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