■2023年04月26日の「今日のことば」■

「今日のことば」

<ちくしょう！>と言って、
自分の行動を反省すれば、
明日の仕事がよくなる、
そんなことは絶対にありません。

それどころか、重箱の隅をつつくように、
その日あった悔しい記憶をわざわざ掘り起こし、
それを処理するでもなく、頭を
ストレスいっぱいにして
眠れなくなってしまうだけなのです。

そこで<ちくしょう！>という
悔しい思いが沸き上がってきたら
<よくやっている>に
口ぐせを変えちゃいましょう。

仕事で失敗したな、と思って
不快な記憶が湧いてきたら
<よくやっている>と言ってしまう。
すると<ちくしょう！>のときとは違って、
「確かによくやったかも！」と
思えるような記憶も一緒に蘇ってきます。

<よくやっている>と
いう口ぐせに変えれば、
ストレスが脳にたまらず、
テレビとかインターネットで不快感を
薄める必要がなくなり、
すぐに眠れるようになるのです。

		出典元	いちいち悩まなくなる口グセリセット
		おすすめ度	※おすすめ度について
		著者名	大嶋 信頼

まゆの感想

この本に、体調を壊しやすい営業担当者に
ついての事例がありました。
この方は、ストレスをためがちで、そのため
体調を壊しやすい状況が続いていたそうです。

この方の行動を見直すと、仕事を終えて
家に帰ってくると「今日もよく頑張ったなあ」
と言った後に、反省点が浮かんできて、
「なんで、もっと仕事ができなかったんだ、
　<ちくしょう！>」
と自分に対してつぶやいていたそうです。

この方はずっと
「反省することは大切なこと！」と、
教え込まれてそれを守ってきたそうです。
ところが、反省することはよいことですが、
「反省する人ほど、同じ事を繰り返す」
ことが多いと依存症の治療事例から
わかってきているそうです。

つまり、
「また、やっちゃった！私ってダメだ！」と
反省してしまい、そのため脳にストレスを溜め、
ダメージとなり、そのストレスを解消するため、
また依存対象に手が伸びてしまう…
ことが多いらしいのです。

ですから、たとえば、
「また、やっちゃった！私ってダメだ！」
と、反省したり自分を責めたりのままで
やめるのではなく、
「でも、私は<よくやっている>」
「でも、今日もとても頑張った」
などと自分をねぎらい、認める、
プラス言葉で締めくくる方がよいそうです。

そうそう、この逆はよくないそうです。
例えば「私は今日はよく頑張った！」
「でも、なんてダメなんだ、ちくしょう！」
というような、マイナス言葉で
締めくくることですね。

日々の締めくくりは、
プラス言葉、ポジティブな言葉で締めくくり、
眠りにつきましょう～