ことば探し
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■2022年01月07日の「今日のことば」■

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「今日のことば」

人は死を前にして、
自分が死んでいくことを知るときには、
今まで生きてきたのとは、まったく
違った視点から「いのち」を
見直します。(略)

「末期(まつご)の目」で見る人生は、
慈しみに満ちています。
その人の生き方が個性的で他の人とは
違うように、どの人の死もひとつとして
同ものではありません。
それぞれの意味をもって、人生、
最後の瞬間を完結していきます。

生と死は切り離されたものではなく、
延長線上にあるということ、それゆえに
死は生の意味を閃き見せるのです。

死にゆく人たちは、
人類の先輩として
あとに残る私たち生者に
最後の贈り物を残してくれます。



出典元 神は人を何処へ導くのか
おすすめ度 ★★★★☆  ※おすすめ度について
著者名 鈴木 秀子

まゆの感想
今日は、
まったく個人的な話になります。
ご了承ください。

一昨日、
幼なじみでとても仲がよかった
友人のDちゃんの死を知りました。
亡くなったのは昨年の10月。
すい臓がんだったそうです。

責任感も強く仕事ひとすじで、
コロナの環境もあって、おそらく
体調が悪くても、病院にいかず、
手遅れになったと推測します。

小学校からいっしょに遊び、
お互いが別の大学にすすみ、
社会人になってからも、よく合って
恋愛話などワイワイしていました。

彼女は、国を支える陰の力となる
仕事をしていて、大学を卒業してから、
その仕事で力を発揮して、その中で
活躍し、実力者となっていきました。
そんな彼女は、美しくりりしく、
そのがんばりに驚嘆していました。

ただ30歳過ぎた頃、お互いの仕事も
忙しくなり、違う世界も開けてきて、
疎遠になり、その後は、同窓会などの
きっかけでしか会うことがなくなっていました。
そして彼女は、そういう会からも遠ざかり、
仕事に没頭していき「そのうち会おう」
と途絶えがちなメールでやりとりしつつ、
もう20年くらい会っていませんでした。

元気でいるだろうと思っていて、
今年のお正月には、他の友人たちと、
「今年はDちゃんとも会おう」
と、話していたところでした。

そんな中、この突然の知らせ。
しかもこの知らせも、
他の同級生の家族の死から、
偶然わかったことで、そうでなければ、
知らないままだったかもしれません。

最後にDちゃんに付き添っていた
妹さんと連絡をとり、聞いたところ、
Dちゃんは、最後まで
自分の病状やいまの状態を知らせたくなく、
今までのりりしかったその姿勢を貫き通し、
ひとりで立ち向かおうとしていた、
ということで、友人の誰にも知らせず、
会わずに、静かに息を引き取り、
ひっそりとお墓に入ったということでした。

いろいろな思いがこみ上げてきて、
泣きました…そして、この場を借りて、
どうしてDちゃんに伝えたいたいのです。

「ゆっくりしていいからねっ、
 仕事最後までごくろうさま。
 よっくがんばったね。
 お疲れ~そっちでお会う」
とともに、Dちゃん聞いて~

「会いたかったよ~
 どんな姿のDちゃんでも、
 どんなDちゃんでも、
 会いたかったよ~
 だって、友だちだったじゃない。
 会いたかったよ~Dちゃん
 大好きだったよ~」
 

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