ベストセラー「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)の
中で「人づきあい」について、ユダヤ教の
こんな教えが書かれていました。
「10人の人がいるとしたら、そのうち1人は、
何があってもあなたを批判し、嫌う。
そして、あなたもその人を好きにはなれない」
「10人のうち2人とは、
すべてを受入れ合える親友になれる」
「残りの7人は、そのどちらでもない」
この教えを読んで、これまでの自分の人づきあいを鑑みると、
たしかに、これくらいの比率だったような気がします。
クラスに40人の生徒がいたら、好きになれない人が4人、
よく一緒に遊ぶ友達が8人。
ゼミに20人いたら、好きになれない人が2人、
行動を共にする友人が4人。
もちろん、同じ趣味で集まっているクラブ活動などは、
全員と友達になれるかもしれませんが、ここで言う
10人とは、無作為に集まった10人ということでしょう。
ここで問題は、自分がその10人のうち誰に注目するかで、
人生が楽しくなったりつらくなったりするということなのです。
もし、お互いに好きになれない1人を中心に考えてしまうと、
つい「誰とも友達になれない」と考えてしまう。
逆に、親友になれる2人を中心に考えれば、
「友達だらけの楽しい人生」を過ごすことができる。