ことば探し
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■「今日のことば」カレンダー 2009年3月■

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2001年 : 11 12 
2009-03-31 馬に乗る人がいれば、その馬を引く人がいて、
荷物を背負って従う人がいる…
三者そろって旅人の「ご一行様」が成立するのです。
それぞれが自分に与えられた役割を全うすることで、
世間は成り立っているのですから、
損得ではとうてい考えられない役割もあるのです。

なかには大勢の人が嫌う役割もありますが、
その役割を拒まずに、黙々と仕える人がいることに、
神の計らいの見事さが感じられる。
そういう職業にこそ、畏怖と尊敬の念を持って
感謝する必要があります。

あなたにはあなたに与えられた役割があります。
その役割を全うすることが、
あなたの幸せを保証することになるでしょう。
2009-03-30 「美しい言葉を贈れば、優しい言葉が返ってくる」

私は、他人と話をするとき、
この言葉を思い出すようにしています。
美辞麗句を並び立てるということではありません。
その人のことを心の底から思う言葉を使えば、
相手は必ずその真意を受け止める。
そうすれば、相手から返ってくる言葉も、
きっと優しい言葉になるはずです。(略)

人と話すときは、できるだけ聞いて美しい言葉、
思いやりのこもった優しい言葉をかけるようにしたいものです。
世界中の人々がみんなそう心がければ、たちまち
世界平和だって実現してしまうに違いない。
言葉にはそれくらい力があるのです。
2009-03-29 悪くなる。
わるくなる。
ワルクなる……。

そんな意味を持つ言葉が口癖だったとしたら、
良くなりようがありません。
悪くなる……と、心の底から心配している人の目標は、
悪くなることなんですから。

私は不幸せ、私は苦労の連続だった、私はダメだから……。
そんな言葉をいつも会話の中にちりばめる人がいます。

無意識にでも「自分が決めた目標」に向かって、
人は命を運んでいることを忘れないでおきましょうね。
2009-03-28 画用紙に描かれた4センチほどの灰色の象の絵に
目に触れるように近づけると、見えるのは灰色だけです。
灰色が全世界になってしまいます。(略)

その絵を徐々に目から離していきます。
絵と目の間に距離ができるようにします。
ふとあなたは、我に返ったように、不思議な感覚にとらわれます。
いままで灰色だけが広がっていたのに、いまは、
目の前の絵に広大な草原に立つ一頭の象が現れ、
象を取り巻く果てしない世界が広がっているのを
理解して驚きます。(略)

さらにその絵を部屋の片隅の壁に張りつけます。
すべてが灰色の象が小さな絵のごく小さな1部でしかない
ことに気づきます。
2009-03-27 夢がすぐに実現しなかったとしても、
自分の夢に疑問を持ってはいけません。
夢をあきらめたり、妥協するのではなく、
夢にたどりつく工夫をしてみてください。(略)

夢を実現する過程で、
あなたは人格が磨かれていく体験をするでしょう。
これは、ちょうどおとぎ話の筋立てのようなもの。
主人公がお姫様や王子様と結ばれ、
お城で幸せに暮らすために、怪物の退治や、
恐ろしい危険がいっぱいの旅をしなければならないように、
あなたも試練を乗り越えなくてはならないのです。(略)

夢を実現し、もっと自由になるために、
障害物はどんどん片づけましょう。
苦い思いで捨て置かれたものに光をあて
果敢に挑戦していきましょう。
一瞬ひるむことはあっても、安全でつまらない過去に
立ち戻ることなく、新しい次元に立つ
あなた自身を求めて、前進してください。
2009-03-26 人生において何か新しいことにチャレンジする際に
経験する不安や恐怖心は、現在の快適ゾーンから、
未知のゾーンへ移動する時の不安と恐怖心と同じである。
初めてデートした時、どれほど緊張したことか。
今なら、当時を振り返って思わず微笑むかもしれないが、
その時は不安だらけだった。
自分自身にチャレンジして真っ向から恐怖心に立ち向かった。
でも、なんとかなった。そして、成長した。(略)

人生に真正面から立ち向かえば、
苦しみや不安のほうがあなたから離れていくものである。
もっとも息の長い女優メアリー・タイラー・ムーアは、
苦悩について、かつて次のように語っていた。
「人生でいろんなことにチャレンジしないで、
 どうして勇気がわいてくるというの?
 自分の中から勇気を引き出すのは、チャレンジなのよ」
2009-03-25 参加するすべての国がその期間に集中して
国のプライドをかけて戦うというのならば、もちろん出てみたい。
メジャーの選手がそれぞれの国の代表として出る。
そういう本当の世界一を決める舞台に
オリンピックがなるのならば、選ばれれば喜んで出ますよ。
ただ、野球人気ということを考えるのならば、
そこで選手たちがどういう立ち居振る舞いをするかが、
大事だと思います。

子どもたちに対しては、勝つだけじゃなくて、
カッコいいなぁと思ってもらえなければダメなんです。
真摯に野球のことを考えている選手が集まって、
それでさらに勝てれば、子どもたちが野球に向いてくれる
きっかけになる可能性は十分にあると思います。

そういう舞台に選ばれるのは名誉なことですし、
オリンピックに出たいというのではなく、
世界一を決める舞台に出たい。
2009-03-24 「運命の人」であろうが何であろうが、
違う二人が一緒に生きていくということは、
あらゆる点でむずかしいものなのだ。

多くの違いを乗り越えて
お互いを受け入れ合っていかない限り
二人の間の信頼関係なんて深まっていくわけがない。

「運命の人」だったら、
すれ違わないでスムーズにいくんじゃなくて、
それが本当に「運命の人」なら、
どんなにトラブっても壊れないということだ。
この点を勘違いしちゃいけない。
2009-03-23 思いがけない受け取り方をされると、大抵の人は、
「オレはそうは言っていない」
「あんな受け取り方をするなんて、どうかしている」
「ちゃんと聞かない相手が悪い」
と、聞き手を責め立てる。
話は、聞き手が意味を決定する。
そう受け取ったというのは、動かしがたい事実なのだ。
「おかしい」「どうかしている」と文句を言っても、
始まらないことなのである。(略)

コミュニケーションとは、
お互いに違う人間同士の話し合いである。
聞かれ方を考えて話すとともに、
違った受け取り方をされた場合、
「そうか、そういう受け取り方もあるのか、
 相手に教えられた」と思えばよい。
コミュニケーションとは、
自分と相手との違いを知ることなのだから。
2009-03-22 《二度と無い一度の人生だから》

二度と無い一度の人生だから、
だから私は、生きる使命を見つけその使命を全うします。

二度と無い一度の人生だから、
だから私は、泣いたり笑ったり本気で生きます。

二度と無い一度の人生だから、
だから私は、人を愛し自分を愛しあらゆるものを愛します。

二度と無い一度の人生だから、
だから私は、私の持てるすべての力を出し切ります。

二度と無い一度の人生だから、
だから私は、人を妬んだり恨んだり憎んだり時間の
ロスを無くします。

二度と無い一度の人生だから、
だから私は、喜びも悲しみも
天が私に与えてくれた愛として受け止めます。

二度と無い一度の人生だから、
だから私は、魂を自覚し愛の固まりで
人と社会の中で生き抜きます。

二度と無い一度の人生だから、
だから私は、愚痴や不満のない喜びに溢れた人生にします。

二度と無い一度の人生だから、
だから私は、人の失敗、迷いを大きな心で包みます。

二度と無い一度の人生だから、
だから私は、自分と人の体と心と魂を大切にします。

二度と無い一度の人生だから、
だから私は、神が私に与えてくれた天寿を全うします。

二度と無い一度の人生だから
2009-03-21 望みどおりの道が開けていれば、そりゃ誰も迷いはしません。
ラクな道があるならば、誰だって容易に判断も選択もできる。
どれを選んでも苦しいし、怖いし、寂しいし、リスクもある。
そういう中から選ぶのだからこそ、自ら、
“決断”したのだといえるのではないでしょうか?(略)

どんな道でも、
自分が選んだのなら必ず活路はひらける。
選ぶこともせずに、いよいよそっちへ
行かざるを得なくなる状況になってはじめて、
行動するのなら、それは、行動したんじゃない。
行動させられたに過ぎない。
生きたことにならない。
転がされた石と同じです。(略) 

ただ「自分が選んだ人生だったのだ」
という確信だけが、振り返った日々を輝かせるのです。
2009-03-20 死んでしまいたいほど自分をみじめに感じるときは、
どうしてもそれなしには幸せになれないと執着している、
自分への賞賛や、同意や、拍手喝采や、愛情が得られず、
それらを渇望している状態ではないでしょうか?

ともかく「これがなくては幸福になれない」
と信じているものが与えられないとき、
人生はかさかさになり、こころは落ち込み、
自己嫌悪にとらわれ、みじめになってしまいます。
こうした状態は、すべて
「これがなくては幸福になれないもの」
への執着に根がありそうです。(略)

「内なる魂の思い」が豊かなとき、
人は執着を手放すことができます。
そして、天の配慮による悲惨な出来事に直面しなければ
ならなくなったときにも、それを現実のものとして、
聖なる諦めを持って受け入れる力を持つことが
できるようになります。

現実に対して
「なぜ、こんなことが私に起こったのか」と恨み、
現実と戦っている間は、決して平安は訪れません。
どんなに大変でも、現実を受け入れることから、
人間らしく生きられるようになります。
執着を手放して、執着を諦める大きな力こそが、
幸福への鍵だからです。
2009-03-19 ある日、親友は言いました。
「変わってはいけない。きみのままでいなさい。
 きみが変わろうと変わるまいと、どうでもいいことだ。
 私はありのままのきみが好きだ。きみが好きなんだよ」

これらのことばは、神父の耳に音楽のように響きました。
「変わってはいけない、変わってはいけない、
 変わってはいけない…私はきみが好きだ」

そして神父は安心しました。
そして神父は生き返りました。
そして、ああ、なんという不思議!
神父は変わったのです。

いま、神父は知っています。
変わろうと変わるまいと、
神父を愛してくれる誰かを見つけるまで、
本当に変わることはできなかったのだということを。
2009-03-18 ボクはキミに「自分を好きになりましょう」とは言いません。
むしろボクはこう言います。
「好きな自分になってください」と。

「今の自分」を無理やり好きになろうとする必要はない。
嫌いでいい。軽蔑していい。
その嫌悪感こそが、
「それじゃあ、好きになれる自分になってやろう」
というモチベーションになるのです。
「ダメな自分」から抜け出すための起爆剤になるのです。
「今の自分が嫌いだ」という思いを、キミの力に変えるのです。

自分が嫌いでもいい。
しかし「嫌いな自分」にとどまっていてはいけません。
「好きになれる自分」に向けて、自分を変化させていくのです。
ただ「嫌いだ、嫌いだ」と言っていても始まりません。
2009-03-17 光は「陰」があって初めてその素晴らしさがわかる。

朝日を浴びると感動するのも、
夜の闇や陰があるからこそである。
部屋のなかに太陽の光が差してくると、
明るいところと陰になるところができる。
部屋中、明るくなってしまうより、
明暗のコントラストがある方が風情を感じる。

また、日本家屋ならではの障子を通して入ってくる
やわらかい日差しの魅力は、まともに光の当たる場所しか
知らない人間にはわからないだろう。
真夏の降り注ぐ日差しのなかを歩き続けた後で、
偶然出合った木陰に身を隠したときのあの安堵感は、
陰からしかもたらされない。

映画の授賞式で賞をもらった俳優や監督たちは、
一様にスタッフに感謝の言葉を捧げる。
スポットライトが当たる人たちだけでは、
映画は成り立たないのだ。
若いときはともかく、年を経てきたら、
陰のよさがわかる人間になってほしい。
2009-03-16 これからは、「こうでなければならない」
というこだわりを捨ててみよう。
会社で偉くなることが立派な人生という価値観も
すでに壊れ始めているのだ。
会社や官僚のトップが最後の最後に逮捕という
逆転劇を演じさせられる時代だ。
大企業のお偉方が打ちそろって、
頭を下げる光景はもう見飽きている。

ならば、これまでの挫折や失敗、
マイナスと思い込んできたことも、
どんなにつらいことであっても、
貴重な体験をしたと開き直って生きた方がいい。
その体験は、他の誰でもない、
あなたにしかできなかったことなのだから。
それは、いつか必ず人生のどこかでプラスになる。
人生にムダなことなど、1つもないのである。
2009-03-15 あなたは、「考えてもしかたがないこと」や
「考えなくてもいいこと」を、
つい考えてしまっていることはありませんか?

たとえば、過去の出来事。(1部略)
すでに起こったことは変えようがありません。
たとえば、将来のこと。
将来について考えて不安になるだけなら、
考えてもしかたありません。
たとえば、人のこと。
人が何かをした、人が何かをしてくれないなど、
いつまでも考えていてもしかたありません。
たとえば、自分にはどうしようもないこと。
自分自身や自分の環境の中には(今の)自分には
変えようがないことがあります。
そういうことを考えてもしかたありません。(略)

考えたくないのなら、まずは、考えてもしかたないことや
考えなくてもいいことを自覚することです。
そのためには、イヤな気持ちになった時に、
「このことは考えてもしかたがないことじゃないだろうか?」
「このことは考えなくてもいいことなのではないか?」
などと考えてみれば、
「これは考えてもしかたがないこと/考えなくてもいいこと」
とわかることがあるはずです。
2009-03-14 生きることは悩むことだが、
ただ悩んでいるだけでは、決して前に進めない。
人間の生き方というものは、概して、
2つのチョイスに大別できるのではないでしょうか。

1つは、
(1)「毎日、ただ悩んでいるだけ」という生き方
もう1つは、
(2)「単に悩むだけでなく、自分なりに考え、
    解決策を見いだし、具体的な行動をとる」という生き方
これら2つのうち、より有意義な人生を送るためには
一体どちらがいいでしょう。答えは間違いなく(2)です。(略)

悩みは、よりよく生きようとするからこそ生じるものですが、
悩みがあったら、足踏みすることなく、とにかく自分なりに
深く考え、能天気になって意気揚々と動きましょう。
結局のところ「具体的な行動」こそが、
自分の人生をどんどんと切り開いていくのです。
2009-03-13 決めつけるような文句は要注意です。
 ・~というのはありえない
 ・絶対に~だ
 ・そんなことは当たり前だ
 ・~のはずはない
 ・誓ってもいい
 ・~ということは考えるだけ無駄だ
 ・これだけは絶対自信がある

ものごとを決めつけた途端、人間の頭は
その結論にあった情報だけを探し始めます。
認知心理学でいわれる「認知的不協和」を回避するためです。
その結果、決めつけた結論をさらに強化するという
悪循環にはまることがあります。

したがって、決めつける前に、
自分の思考プロセスを点検することが重要です。
これらの断定的なことばには注意する習慣を身につける。
“体”の生活習慣病も、“思考”の生活習慣病も、
自らを、また自らの普段の習慣を振り返ることが、
その治療の第一歩となるのです。
2009-03-12 「一問一答」の呪縛が、思考放棄症を生む。
「正解は1つである」という前提があると、
「その正解を知らないからわからない」
という思考放棄になったり、
「その答えは知っている」と思って
ほかの可能性を考えなくなったりしてしまうのです。(略)

一問一答が成り立たない、
さまざまな原因が複雑に絡み合う社会の問題、
ビジネスの問題を前にしたとき、一問一答主義では
とても対応できないことはいうまでもありません。
それにもかかわらず、「一問一答」から
抜け出せない人は少なくありません。(略)

思考放棄症の方は、いつの間にかこの初期設定が、
〈思考力に限界あり=考えても答えがでない〉
になっているのです。
それと、その答えの出し方に、
「一問一答」主義のすり込みがあります。

この思考放棄を変えるには、その初期設定を、
〈思考力に限界はない=考え抜けば答えは出る〉
と書き換えればよいのです。
加えて、「一問一答」ではなく
「一問十答、百答」とすれば、「一答」にこだわることなく
考え続けることができるようになります。
2009-03-11 「バカになるって、やってみればわかると思うけど、
 そんなに簡単なことではないんだよ。
 だけどさ、死ぬくらいなら、
 その前に1回はバカになってみたらいい。
 同じことを考えた先輩として、
 ひとつだけわかったことがある。
 
 ひとつのものに狂えば、いつか必ず、
 答えに巡り合うことができるんだよ」

ひとつのものに狂えば、いつか答えに巡り合う。
木村の言葉は、木村の人生そのものだった。
2009-03-10 人は見た目に反応する…なかでも、服装は、
相手の目に働きかけ、説得の効果に影響を及ぼす。(略)

作家菊池寛の短編「形」から。

中村新兵衛は槍の名手であった。その上、唐冠の兜と、
燃えるような猩々緋の服折りの武者姿は、戦場の華であり、
それだけで敵を圧倒した。
ある日、若い侍がやってきて、
「明日は私の初陣です。ぜひ、手柄を立てたいのですが、
 ついては、あなた様の服折りをお貸しくださいませんか。
 それを身につけて、敵を圧倒したいのです」
あれはこの私が身につけてこそ、力を発揮すると思ったものの、
若い侍の手柄を立てたい一心に感じいって、承諾した。

翌日、若侍は目ざましい活躍をして、手柄を立てた。
一方、新兵衛は普通のいでたちで槍を構えたものの、
いつもと違い、敵はなにするものぞと、勇敢に向かってくる。
兜と服折りを貸したのを後悔したときはすでに遅く、
新兵衛は敵の槍に腹を貫かれていた。

ここでは、服装が相手を圧倒する力のみならず、
自分をも励ます力として影響している点を見逃せない。
場にあった服装は、あなたの説得に力を与える。
2009-03-09 他人にやれと強制・押しつけられると、
人間の心は反発・抵抗・疲労などが起こる。
自由を制約されるからである。
人の心は自由を好む。
それを制約・束縛させるのだから、
反発が生じるのも無理はない。
とはいえ、「制約」はマイナスばかりであろうか。
「キミの好きにしていいよ」
こう言われると、かえって途方にくれる人もいる。

自由は制約されると反発が起こるが、
制約を外されると、戸惑い、持てあます。
人間にとって、自由とは負担であり、重荷でもあるのだ。
ドイツの詩人、ゲーテはこう言っている。
「すべての人間が自由を得るや、その欠点を発揮する。
 強い者は度を超え、弱い者は怠ける」
2009-03-08 私たちは、自分とタイプが違う人や
考え方の違う人に出会うと、反発し合ったり、
競い合ったりすることがよくあります。

そして、どうすればうまくやっていけるかと
思い悩むものです。
しかし、人間関係や組織を活性化するうえで大切なのは、
無理して同調したり、同じ考えをもとうとすることではありません。

違いを理解したうえで、助け合い、
補い合っていくことが、豊かに生きる知恵なのです。
2009-03-07 人の思惑を気にしてイヤな気持ちになった時には、まず、
「本当?絶対?」と自問してみるといいでしょう。
その時に考えていたことを「本当?」と
一度疑ってみるといいのです。

「あの人は自分のことをこう思っているに違いない」 
「きっと嫌われている」……「本当?」
少しでも疑わしい気がしたら、
「絶対?」と念を押してみるといいでしょう。
「絶対に本当」と言いきれるのなら、
信じてもいいかもしれません。
「本当?絶対?」と自問して、「わからない」
「絶対とは言えない」ということに対しては、
「そうじゃないかもしれない」と考えられるだけでも、
気持は少し楽になるでしょう。

人の心はわからないのです。
推測はできても、それは不確かなものです。
不確かなもののために、自分がイヤな思いをするのは
バカらしいことです。
「わからない」のだったら、
「わからないことでイヤな思いをするのはやめよう」
と、考えることができるはずです。
2009-03-06 そもそも、人生というものは、
「守り」に入ったほうが
心配事や悩みが増えるものなのです。
「攻撃は最大の防御なり」といいます。
何かに向かって闘いを挑んいる人に比べ、
「守り」に入った人の心情は苦しいのです。
2009-03-05 《クリップ法で、自分のマイナス思考に気づく》

まずクリップを100コ用意してください。
家を出て会社に行って、帰宅するまでの間、
左ポケットにクリップを入れます。
そして、自分で自分のことを卑下してしまったり、
自分を落ち込ませるような思考をしてしまった時に、
クリップを右に移していくのです。

私が指導した、ある女子プロゴルファーは練習の時に
試してみたら、100コのクリップが全部右に移ってしまって、
あまりのマイナス思考の多さに彼女自身が驚いたくらいです。

このトレーニングによって、もちろん、
クリップが右に移ってしまった量を認識することも大事ですが、
もっと大事なのは「クリップを移動させる」という、
「非日常的な動作」によって、
自分のマイナス思考を意識化させるということです。
あなたがどれだけ無意識のうちに、
自分を陥れているかに気づくはずです。
2009-03-04 この方法は「究極のプラス思考」です。
「ものは考えよう」ということが原点にあります。
イヤなことがあったら引き算で考えるのです。
「人生の中でイヤなことの総量はすべて決まっていて、
 そのイヤなことが実際に自分の身に起きた時は、
 人生のイヤな出来事総量が減った」と考える思考法です。

イヤな営業先に行かなければいけない時には、
「よーし、今日もイヤなことをさっさと体験してしまおう!
 若いうちに、なるべくたくさんのイヤなことを
 消化してしまえば、人生の「イヤなこと総量」が減るぞ」
というセルフトークを行って引き算思考を作っていきます。

または、イヤな上司に今日もこっぴどく怒られたなら、
「よし、よし、一升、総量から減ったぞ」と
思い込むようにしてみるのです。
2009-03-03 「私にはしなければならないことがあまりにも多いので、
 かえって何もできないのです」と、
助けを求めに来たある男性が言ったことがある。
この男性は、しなければならないいろいろなことを考えると、
そのうちの1つのことに精神を集中することが難しくなる、
というのであった。

「いったい、どんなに多くの仕事をしなければ
 ならないんですか?」と、私は同情してたずねた。
「えっ!それはわかりません。数えたことがありませんから」
と、彼は答えた。

私は彼に1枚の紙と鉛筆を手渡し、自分が
しなければならない仕事を全部そこに書き出すようにすすめた。
リストができあがってみると、
そこに書いてあるのはわずか数項目しかなかったので、彼は
いくつか見落としているのではないか、と思ったくらいであった。
しかし、いくら考えてみても、彼のリストには
それ以上つけ加えることはできなかった。

後で聞いたことであるが、現在彼は、
これまでにしたことがなかったくらいの仕事をやってのけ、
しかもそれを楽しんでいるということである。
2009-03-02 渡米中に聞いた話ですが、ある会社の管理職がスーツの
ポケットにいつもビー玉を5つ入れているそうです。
彼は社員をほめて伸ばすことを思いつき、
毎日少なくても5人はほめようと心に決めました。

しかし仕事に熱中するとそのことを忘れてしまい、
なかなか目標を達成できません。
何人までほめたか途中で忘れてしまうこともあります。
そこでビー玉の登場です。

もうおわかりだと思いますが、彼は誰かをほめるたびに、
ビー玉をひとつずつ反対側のポケットに移したのです。
これから確実に行動でき、うっかり忘れることはありません。
こうして彼はほめる習慣を身につけ、社内のムードを
変えるのに成功したということです。
2009-03-01 人間は、今いる場がすべてだと思うと、
ささいなことで落ち込んでしまいます。

心の癒しとなる人間関係を1つでも持っていれば、
それが支えとなり、ほかのところで何があっても、
さらりとかわせるものなのです。

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!


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