■本の検索■
出典名: | 治したくない――ひがし町診療所の日々 |
|
|
おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 心・心理学、心の病 | ||
副題: | 半分治しておくから、あとの半分は仲間に治してもらえ―医者が出番を減らす時 | ||
著者: | 斉藤 道雄 | ||
訳者: | |||
出版社: | みすず書房 (2020/5/13) | ||
本の内容: | ≪本からの紹介文≫ 「治したくない」医師と「治りませんように」と 願う当事者たちが織りなす浦河の四季。 べてるの家の、さらにその先へ歩き出す。 北海道、浦河。 そこに、精神障害やアルコール依存をかかえる人びとの ための小さなクリニックがある。 開設から6年。 「ひがし町診療所」がそれまでの精神科の常識を ことごとく覆しながら踏み分けてきたのは、 薬を使って症状を抑えるといった「いわゆる治すこと」 とは別の、まったく新しい道だった。 医療者が患者の上に立って問題を解決しない。 病気の話はしない、 かわりに自分の弱さを、問題を、きちんと自分の ことばで仲間に伝えること。 医師や看護師が能力を最大限発揮しない、それによって 人が動き出し、場をつくり、その場の空気が、 やがて本当の意味での力となってゆく。 障害のある人びとを、精神科病棟のベッドから、 医師や看護師のコントロール下から、地域の中に戻すこと。 グループホームで生活し、病気の苦労、 暮らしの苦労を自分たちの手に取り戻すこと。 そのことが、患者の側だけで なく、健常者を、町全体を、そして 精神科医療そのものも変えてゆく…… 北海道、浦河。 べてるの家のその先へ。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
「おかしくて、いいんだ」 自分たちは、おかしい。 まともではない。 ひっくり返ったりとっく | 私は、「まとも」でない、 どこか、普通の人と違って、 まともではない | 2022-09-03 |
「本人が苦しい中でいろいろ考えた、 それが考えとしては、順番をつけたら 三番目か四番目だ | ついつい「正しい意見」を 言いたくなるこの頃です(苦笑) でも確か | 2022-09-01 |