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出典名: 捨てる力
おすすめ度: ★★★★★ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: 人生・生き方
副題: 意識的に過去の経験やアイディアを「捨てる」 
著者: 羽生 善治 
訳者:  
出版社: PHP研究所 (2013/2/5) 
 
本の内容: 史上初の七冠独占を25歳で成し遂げ、その後も記録を塗りかえ
続ける天才棋士といわれている羽生さんが、「ひとつの手を
選ぶことは、それまで考えた手の大部分を捨てること」と
いうことで、「捨てること」の大切さを教えてくれる本。

羽生さんは、捨てることについてこう語っています。
「40代といえばある程度の経験を経て、知識を積んだ年齢です。
 それがプラスに働くこともあれば、反対に先入観なしに物事を
 見ることが難しくなってしまうこともあります。
 こうしたマイナス要素をどうやってなくしていくか。
 それは思い切って自分の経験や知識を捨てて考えること。
 もちろん時間的な労力や成功体験を経てきたものですから、
 「捨てる」には未練が残ることもあります。
 しかし、記憶も前例も意識的に手放さなければ、新しい発想を
 得ることはできないと感じています。
 そしてこの作業を繰り返すことによって、大きな変化は起こる
 のではないでしょうか」


例えば、こんなことが書かれています。
 ○どんなデータを捨てて何を選択するのか。
 ○仮説、検証、反省
 ○ダイナミックに、大雑把に
 ○仮説から結論へ
 ○「定跡」は万能ではない
 ○「知識」一時的なもの、「知恵」は普遍的なもの
 ○どうやって「省略」の仕方を身に付けるか
 ○重要なのは「選ぶ」ことより「捨てる」こと
 ○たくさんの選択肢から選ぶときは迷う
 ○データにとらわれすぎると閃かない


物を「捨てる」話ではなく、脳の中にある記憶、知識、経験
などの「捨てる、忘れる」話が書かれていて、脳の整理の仕方、
捨てるときの思い切り方などがわかります。
特に、自分の過去の成功体験は、なかなか手放せないものですが、
それに縛られるなら、捨ててしまった方が成長するそうです。 

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば 感想 掲載日
万物は流転する。 「安全な状態を保つことができる」と思うから守りに入るわけで、 「誰もずっと安全 日々、平和に安定して暮らしていると、どうしても、 「この生活を守り 2014-08-29
2010年6月に通算1100勝を達成しました。 1100勝を達成した事実はあっても、 「1100 羽生さんのような天才棋士でも、 前例や先入観があると独創的な手は出 2014-07-01

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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