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出典名: | 啓かれゆく女性 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 男女・恋愛 | ||
副題: | 中年期における変革の10年 | ||
著者: | ナタリー ロジャース | ||
訳者: | 秋山 恵子 (翻訳), 島村 奈都海 (翻訳), 坂田 裕子 (翻訳), 三谷 裕美 | ||
出版社: | 創元社 | ||
本の内容: | 臨床心理学者カール・ロジャースの娘(1928年生まれ)である 著者が書いた自叙伝的心理学の本。 とくに40~50代の女性心理を、自分の体験と重ね合わせながら、 深く掘り下げており、とても読み応えある本だと思います。 当時の女性では、非常に珍しい、 「私らしく生きたい!期待される人間像を演じるのはもういや!」 と、苦しみの上で離婚を決意し、それから自分の手で、人生を構築 していきます。 自分の離婚体験や、その後の生き方、男性とのつきあい方などから、 女性が何にしばられ、何を怖れ、何をなさねばならないかなど、 ていねいにわかりやすく、正直に書かれています。 著者は、自分の体験から女性の生き方について、こんな指針を 持つに至ったということです。 ◇自分で自分の人生に責任を持つべきである ◇危険を冒すことが必要である ◇自分自身に気づくこと。つまり、身体の感じや感情を大切に すること。 ◇直感力を働かせること。 ◇私自身を、いつ・どのように表現するかを知ること。 ◇支え合うグループを見つけたり、創ったりすること。 ◇自分の人生の変化・転換は自分で設計できる。 考えさせられました。そして、とても力強い人だと思いました。 多くの人に受け入れられる本ではないと思いますが、本気で生きる 女性に、とても勇気を与えてくれるのではないかと思います。 |