■今日の「おすすめ本」■
2005年5月4日
- タイトル
 - 働く人の心の病
 - 著者
 - 尾久 裕紀
 - 出版社
 - 山海堂
 - おすすめ度
 



                    
                        ※おすすめ度について
                    
                
                
                        著者は、企業現場のサラリーマンを間近で診ている産業医です。この産業医の目から、
「サラリーマンのストレスの現実や、どう理解して、
どうつき合っていけばいいのか」などを教えてくれます。
働いている人の、ストレス反応として現れる
「気分の落ち込み」「意欲や集中力の低下」などは、
心の変調を知らせる重要なサインなのですが、そのサインを
「自分はダメな人間だ」「気合いが足りないのだ」と振り切り、
頑張って、やがて何も手につかない状態に陥ったりする場合が
多くなってきているといいます。
このストレスが引き金になって
心の病」を発症してしまうというのです。
例えば、こんなサラリーマンの事例がでてきます。
●「不眠とじんましんに悩みながら、ストレスの自覚がない」
●「何度も病欠を繰り返すエリートサラリーマン」
●「心と身体が疲れ切って迷路のなかで身動きできなくなった」
●「不本意な異動でエリートのプライドが傷つけられた」
この本を読むと、人ごとではないな、と思わされます。
サラリーマンのストレスについて、知るにはとてもいい本です。
