ことば探し
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■2025年12月16日■

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「今日のことば」
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日本人は、今も昔も
「する」よりも「である」あるいは
「なる」ことをよしとして生きています。


だから社会の問題についても、
自分で主体的に変えるのではなく、
いいようになるのをただ待ってきたのでしょう。
そして、丸山(※)の懸命の訴えにもかかわらず、
結局日本は「する」社会にはなりませんでした。
日本人の本質はそう簡単には変わらないのかもしれません。(略)

ただ西洋では「する」という能動的な思想が主流ですが、
必ずしもそれによって世の中がよくなっていると
いうわけではありません。
西洋社会は相変わらず戦争をし、
自然を開拓することに力をいれていますから。
そう考えると、日本の「なる」という思考には、
西洋の能動的な思想に代わる大きな可能性が
秘められている気がしてなりません(略)

なんとなく毎日が過ぎていくことに
危機感や不安を覚える人は多いですが、本当は、
常に人生を責め続ける必要なんてないのかもしれません。

もちろん「する」ことも大事です。
でも「である」ことを受け入れ、「なる」のを待つ。
それもまた勝つための立派な戦略なのです。
人生最後に笑うためには、なるようになるのを
待ってみるのもいいのではないでしょうか。



出典元 哲学者が伝えたい人生に役立つ30の言葉 和の哲学編
おすすめ度 ★★★★☆  ※おすすめ度について
著者名 小川仁志

まゆの感想
上記の※の丸山眞男(まるやままさお)氏は、
戦後の政治学者で、日本はこれから、
「である」社会から「する」社会に
転換する必要性があると訴えていました。
近代社会においては、一人ひとりの個人が主体的に
世の中を変えていかねばならないと、
西洋の市民社会や民主主義を見てこのように説いたそうです。

日本人の本質的なことにも触れることなので、
丸山氏の訴えていた通りにいかないようですが、
私は今の日本は「する」ことの大事さもわかっていつつ、
「である」「なる」ことの呪縛からは抜け出せず、
あるいは抜け出さず、その中にいて葛藤しつつ、
「する」ことにも、ひっぱられている…
と中途半端な状態にいる感じがします。

すべての人がそうではないものの、それは、
年配の方の古い考え方と若い方の新しい考え方の
せめぎ合いでもあり、今までの日本のしきたりや
風習を大切にする考え方と新しいものを取り入れていきたいと
する考え方のぶつかり合いでもあり、互いに
「そんなことは分かっているけど…」
「それも大事だと思うけど…」
という中にいる状態で、
「何かをやったほうがいい」という考え方、
「今はじっとしていたほうがいい」という考え方
そんな両方でゆれている…という感じです。

だから、居心地が悪いというか、
決意も思いも半端になり、どうしたものかと、
ゆれていて、曖昧になり、決断もつかない…
そのままにしておく、という感じがします。

どちらかに無理に合わせるのではなく、
やれること、やるべきことはちゃんと「する」「やる」
そのあとは天命に「任せる」「なるようになる」
と腹をくくって結果やなりゆきを待つ…
そんなことが大事なのではないかと思ったところです。
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