■2017年11月17日の「今日のことば」■

「今日のことば」

自分の気持ちや考えを伝えたいと思うとき、
人は伝え方（話し方）に一生懸命になりますよね。
ところが、あなたの話を理解してもらうのに大切なのは、
じつは相手の話を聴くことなのです。

相手が満足するような聴き方ができる人は、人に好かれます。
ところが、聴き上手な人は、あまり多くないのが現状です。
あなたのまわりでも、「あの人はわかってくれる」と
思える人は、あなたの話を聴いてくれる人ではありませんか？
聴き上手になれない原因には、
次のような理由があるといわれています。

●自分の感想や意見を言いたい気持ちを抑えられない
●その話題に興味がないため、聴くのが苦痛に感じられる
●話し手を個人的に好きになれない
●相手の話し方のクセが気になって、話しに集中できない
●他に気になることがあり、話しを聴く気分にならない
●話すより聴くスピードのほうがはやいため、
　先に話しの結論が想像できていまう

あなた自身にも当てはまる項目がありましたか？

		出典元	気持ちをうまく伝える技術
		おすすめ度	※おすすめ度について
		著者名	大部 美知子 (著)

まゆの感想

人間関係をよくする研修会を開催している大部さんは、
次のように言っています。

「お互いが話しを聴き合えば、２人の間に
　「この人ならよくわかってくれる」という信頼関係が築かれます。
　そうすると、多少言いにくいことでも、
　率直にいいやすくなるのです」

自分の話だけを聴いてほしい、
自分だけが話したい、
他の人の話は聴きたくない、
他の人の話には興味がない、
では、いつしか誰も話しを聴いてくれなくなりますよね。
そのため、ますます大きな声で自分の話だけを一方的に
するようになり、ますます聴いてもらえなくなっている…
なんてことも多いように思います。

なかなか思うように、相手の話に耳を傾けることはできませんが、
耳を傾けて聴くと、その恩恵はとても大きいということです。
まずは、相手の話に耳を傾けること、そして相手の話を聴くこと、
やってみると、今までとは違った関係が築けるかもしれません。