■2016年10月12日の「今日のことば」■

「今日のことば」

目上の相手には依頼型自己主張で、
依頼するかたちで自分の主張をする。

相手に選択権を委ね、
「そのようにしてくだされば大変ありがたいけれども、
　していただけなくても仕方がない。
　なぜならば、すべての選択権はあなたにありますから」
と言い方です。

ここには、相手に対する尊敬の態度と自分のへりくだりの態度が、
はっきりと表れています。
目上の人、社会的地位が上の人に何かを依頼したり主張したり
するときに、もっとも受け入れられやすい言い方がこれです。

「もし、～していただけると大変光栄に存じます」
と言われると、相手も「では、～してあげようか」
という気になるわけです。
この依頼型自己主張」を覚えて、うまく使ってみましょう。

		出典元	なぜ、あの人の言い分だけ通るのか?
		おすすめ度	※おすすめ度について
		著者名	佐藤 綾子

まゆの感想

どんな人間関係でも、
「～して」「～をやれ」「～しなさい」と言われると、
素直にそれにしたがってやることは、なかなか難しいものです。
言い方、頼まれ方に、反発を感じますからね。

そんなときには、
「～してもらえないかな？」「～してもらえないかしら？」
「～していただけませんでしょうか」
「～してもらえると、助かるのですが」
のような言い方がいいそうです。
ことばは依頼調ですが、しっかりとしてほしいことを
主張できやすくなるそうです。

依頼したら、気持ちよくやってほしいものですが、
こちらの思いには反して、気持ちよくやってもらいにくいものです。
依頼の仕方、本当にむずかしいですよね。
相手に気持ちよく、依頼したことをやってもらう方法、
身につけたいものだと思います。