ことば探し
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■2012年05月10日の「今日のことば」■

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「今日のことば」
仕事オンリーの人生を送っている人は、急に休めといわれても、
休むことができなくなっているようです。
仕事から離れた時の自分に、つい不安を覚えてしまうからです。
「仕事から切り離された自分の人生ってなんなんだろう」
「休むとはどういうことなんだろう」
そんなことを考えるともなく考え、休日は心にぽっかり穴が
あいたようで、充足感が得られません。


自分の頭の中で、自分が休む姿を想像できなくなっているのです。
休みの日にも仕事を考えてしまう人は、えてして仕事の段取りを
熟知していても、年次休暇を取る方法や休日の有効利用法を
しらない休み下手なのです。

そのうちに自分の休み下手を棚に上げて、
「今は休むべき時期ではない」と理屈をこねるようになります。
休むことによって、自分がこれまで築き上げてきたもの、
これが自分だというものが壊れるのではないか、と
そんな不安が非常に強く、なかなか休みに踏み切れないわけです。
しかも休み下手な人の多くは、休むことを悪いことと
思い込んでいるため、自分のが休むことに対して
自己嫌悪さえ覚えてしまいます。

出典元 わかっちゃいるけどやめられない心理
おすすめ度 ★★★★★  ※おすすめ度について
著者名 渡辺 登

まゆの感想
この本では、なぜ休めないか、休み下手になるのか、
その理由を3つあげています。

1.休んでいると追い越されてしまうのではないかという不安
  休んでいるうちに、カメに追い越されて敗者となったウサギの
  影がちらつき、自分もそうなってしまうのではないかと不安になる

2.生活上の劣等感
  同僚、先輩、後輩、会社など、職場や組織に対して、
  自分がコンプレックスを強く感じる部分があると、
  (例えば、学歴、肩書き、業績、体型、容姿など)、
  休日をも返上してフォローしよう、穴埋めしよう、追いつきたい、
  あわよくば追い抜いてやるという気持ちが働く

3.仕事への逃避
  仕事上は何も問題はなくても、社会生活や家庭生活に
  屈折したものがあると、それを見たくないために、
  仕事に逃避し休日さえも放棄してしまう。家庭内不和などの
  問題を抱えていると、その問題に向かい合いたくないために、
  つい休日も、家庭から仕事の方へ意識が動いてしまう

しかし、人間には「休み」が必要で、それは、
自分本来の力を出すため、仕事をよりよく継続していくためで、
この本では、それを、「階段とらせん階段」で例えています。

働きづめは、ずっと続くらせん階段と同じで、途中で休もうとすると
頭がクラクラし、目が回って、下へ転がり落ちてしまうのではないか
という恐怖感が生まれ、休めません。
踊り場のある階段は、何段かおきに休みを入れながら登っていけます。
踊り場での休憩は、下を見たり、上を見上げたりでき、自分の状況を
把握できるだけでなく、屋上へ到着した後も息切れしない、
ということでした。

仕事人間でも、なんとか上手に休みをとって頂きたいものですね。
人生は、仕事だけで成り立っているわけではありませんし、
心や体の健康も家族のことも、大切なことは他にもありますし、
その仕事をよりよくしていくには、休んで、
鋭気や気力を取り戻すことも大切だと思いますから。
なんていっても、聞き入れてはくれないかな…

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