■2007年11月19日の「今日のことば」■

「今日のことば」

竹の種子が地上から目を出すには長い年月が必要になる。
最初の４年間、目に見える成長はない。
しかし５年目でようやく地上から芽を出すと、
わずか６週間で３０メートルくらいにまで伸びる。

専門家によると、竹は最初の４年間で地下茎を張り巡らせ、
それを土台にしてわずか６週間で高さ３０メートルの
頑丈な竹が成長するという。

では、ここで質問しよう。
竹が３０メートル伸びるのに要した期間は
４年だろうか、６週間だろうか。

人間の成長も竹の成長と似ている。
短期間で急成長を遂げるように見えることがあっても、
じつはそうではない。
その人のそれまでの地道な努力が
急成長を可能にしているのだ。

		出典元	自分を磨く方法
		おすすめ度	※おすすめ度について
		著者名	アレクサンダー・ロックハート

まゆの感想

竹と同じように、アスパラガスも
根づくりに２～３年かかり、３年目から収穫でき、
いったん収穫できるようになると、
半日で３０～４０センチも伸びると言う。
そして、その後１０年間くらいは
収穫ができると言われている。

竹も、根がしっかりしているので、
しなやかな強さをもった木となる。
そんじょそこらの風では倒れないような。

根づくりに時間をかけ、頑丈な根をつくること、
土台づくりに時間をかけて、基礎をしっかりつくること、
そうすれば、収穫するまでに時間はかかっても、
その後の強さや収穫量が大きく違ってくる。

根づくりや、土台をつくる作業は、
華やかでもないし、地道な積み重ねだけれど、
何より、自分の実力と強さの源になるので、
ここはしっかりとかためるべきだと思う。
時間をかけて、じっくりと。
それが、後々自分のためになると思う。