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出典名: | 壊れかけていた私から壊れそうなあなたへ |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | エッセイ・ノンフィクション | ||
副題: | |||
著者: | 豊田 正義 | ||
訳者: | |||
出版社: | 大修館書店 | ||
本の内容: | 「回復者カウンセラー」という方々を取材して書いた本。 つまり、自らがその苦しみを体験した人たちが、かつての 自分と同様の苦しみを抱えている人たちへカウンセリングを 行っているのですが、その実情を取材しています。 この本中には、以下の4つのカウンセラーと、その現状、 事例などが、赤裸々に取材されています。 ○気づき始めた父親達(不登校、家庭内暴力) 自分の息子の暴力、登校拒否に悩み、苦しみ、その長い 間の苦しみから抜け出して父親教室を開いている カウンセリングルーム「ひだまり」の伊藤さん ○逃げたいのに逃げられない(ドメスティック・バイオレンス) まさにその渦中にあったが、今は、離婚し、その女性達を かくまう「AWSシェルター」を運営している野本さん ○こんなことしているの私だけでしょうね? (自虐行為としての性行為) 自らも、錯綜した行き過ぎたSMの行為に走り、立ち直り、 性の悩み電話相談室を開いている「カウンセリング・レイ」 の結城さん ○食べるのが苦しい(拒食・過食症) 時分の過食症に苦しみ続け、立ち直った粕谷さんの 「なち相談室」ここでは、「8割は直ります」との ことである。 体験者ではないとわからない苦しみ、悩み、負い目などを 理解しながら、苦しんでいる本人を決して否定せず、暖かく 迎え入れることが出来るのは、やはり、体験者ならではの ことだと実感します。 良質のこのような回復者カウンセラーはこれから、ますます、 重要になってくるのではないでしょうか? |