ことば探し
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出典名: あなたともっと話したかった
おすすめ度: ★★★★★ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: 人生・生き方
副題: 日本のホスピス生みの親・20年の実践 
著者: 柏木 哲夫 
訳者:  
出版社: 日本経済新聞社 (2003/10)  
 
本の内容: 淀川キリスト教病院名誉ホスピス長(書籍発売時)で、ホスピス・
ケアの第一人者の著者が、
「もし、自分が不治の病にかかっていると宣告されたならば?」
「愛する人が余命数カ月とわかったら?」「
「納得できる最期を迎えるには、どう生きればいいのか」
などを、現実にあった話を事例に教えてくれる本です。

著者は、こう言っています。
「私は、20年以上ホスピスという場でおよそ2500人を看取
 ってきた。感動的な看取りもあれば、とても切ない看取りもあり
 ご家族を通して、「死」という非常に多面性を持ったものを私
 なりの見方で理解しようとしたものである。
 「人は生きてきたように死んでいく」とよく言われる。
 まったくその通りである。しっかりと生きてきた人はしっかりと
 死んでいく。ベタベタと生きてきた人は、ベタベタと死んで行く。
 人は生きてきたようにしか死ねないのである。
 誰にでも必ず訪れる死と、どう向き合ったらいいのだろうか。
 それは人によって一概にはいえないが、私の看取りの体験から
 言えることは、「死を見つめて生きる」ような生き方が大切
 なのではないかと思う。
 いずれにしても、元気なときにしっかりと自分なりの死の準備を
 していくことが大切だということである」


例えば、こんな話が書いてあります。
 ◎末期ガンの苦しみ、悲しみ
 ◎患者の心の強さを信じる
 ◎患者の心に問いかける
 ◎孤独感を受け止める
 ◎この世からあの世への橋渡し
 ◎看取りの愛
 ◎愛する人の死を受け入れる
 ◎絶望からの出発
 ◎最期のことば
 ◎死別後の悲しみを支える


この本には、切実で、現実的な事例が書かれており、読んでいて
自分ならどうするだろう、家族ならどうするのがいいのだろう、
などと本当に考えさせられます。
「死を見つめて生きる」難しいことだと思いますが、この本を
読むと、その通りだなぁと思えます。 

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば 感想 掲載日
Aさんは、52歳の大腸ガンの女性患者。 頑固な吐き気が最期までどうしてもとれなかった。 複雑 今まで生きてきて、 いいことも悪いことも、楽しいこともイヤなことも 2018-12-07
私は、初対面の患者さんの心に問いかけるのに 「いま何がいちばん何がつらいですか?」 という言葉が 自分がケガをし、入院しているからということもありますが、 患者とい 2013-02-12

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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