ことば探し
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出典名: フジ子・ヘミングの「魂のことば」
おすすめ度: ★★★★☆ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: ことば集・教訓
副題: 波乱の人生を歩んできたフジ子・ヘミングが語る魂のことば 
著者: ヘミング フジ子  
訳者:  
出版社: 清流出版 (2002/04)  
 
本の内容: 言わずと知れたピアニストの著者の言葉集。

著者は、冒頭でこう言っています。
「若いときはうぬぼれもありましたが、世間を渡り、人の演奏を
 聴いて自分の実力がわかるようになりました。
 チャンスというものは、掴み取るだけで成功とは限りません。
 私はチャンスを失ってどん底を知り、回り道をしたおかげで、
 人間的に成長できたように思います。
 自分にふさわしい時期がくるまでひたすら待つということも、
 大切なことだと知りました。

 母が亡くなって日本に帰国し、テレビ放映されたのがきっかけ
 で、有名人になってしまいましたが、これは神様が導いてくだ
 さったんだといまでも信じています。
 人生は諦めたら終わり。
 私は苦しみながらも希望を捨ててませんでした。
 人生はクヨクヨして渡らないことです。
 いつも希望をもって、自分がいつも誰かに必要とされている
 ことを忘れないでください」


例えば、こんな言葉が書かれています。
 ◎幸福な貧乏人もいれば、不幸な金持ちもいる。
  結局は自分が置かれた状態の中で、
  幸せは作りだすことができるものなのよ
 ◎すべてを望んでも、手には入らない。
  愛する人も、あたたかい家庭も望まず、私は、
  音楽と見捨てられた動物たちだけを望んだ。
  幸せが入るポケットの大きさはみんな同じ。
  なにもかも望んでも、ポケットには入りきらないのよ。
 ◎人生はなんのために生きるかって考えてみると、
  苦難を乗り越えていくために生きるのだと思う
  なにもしないで、生きていこうなんて生き方はだめよ


素直で率直で、それでいてあたたかい言葉がつづられています。
成功するまでの道のりの長さが、このあたたかさを醸しだして
いるのだとわかります。 

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば 感想 掲載日
最初の頃、私の弾く「カンパネラ」を メチャクチャにけなした音楽家がいたの。 でも、平気だった。 フジ子・ヘミングさんは、右耳はほとんど聞こえず、 左耳も普通の人の 2012-08-21

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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