ことば探し
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出典名: 大切な人に贈りたい24の物語
おすすめ度: ★★★★☆ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: 癒し系
副題: 読むだけで人生が変わる「心のサプリ」  
著者: 中山 和義  
訳者:  
出版社: フォレスト出版 (2008/11/19)  
 
本の内容: 実業家で、心理カウンセラーの著者が、本やセミナーや友人から
聞いた物語をもとに書き起こした、心に響いてくる24の物語。

著者は、こう言っています。
「「毎日が幸せで、何の悩みもありません」
 と、自信を持って言える人は、少ないと思います。
 多くの人は悩みながら、必死に、毎日を生きていると思います。
 そんなときに、大切なことや自分の幸せに気づかせてくれる
 話に出合うと、勇気や元気をもらうことができます」


ということで、例えば、こんなお話が書かれています。
「ある小学校に生まれつき知能に問題のある男の子がいました。
 担任の先生は算数や国語の時間、この男の子が答えを出せない
 ことがわかっているのに、男の子に答えを出すように厳しく
 求めました。男の子は必死に答えを出そうとするのですが、
 解けなくて、いつも他の子ども達に笑われていました。
 
 しばらくして、、この担任の先生が転任することになって、
 お別れの会が行われることになりました。先生にお別れの
 挨拶をする人を決めることになったのですが、
 「先生に一番迷惑をかけたのだから、お前がやれよ」
 と、クラスのみんなに言われて、無理やりにこの男の子が
 挨拶をさせられることになりました。

 お別れの会の当日、男の子が先生の前に立ったとき、クラスの
 みんなは笑いをこらえながら見つめていました。
 男の子は先生の顔をじっと見つめると、
 「ぼくを普通の子どもと一緒に勉強させてくれてありがとう
  ございました。
  放課後、つきっきりで計算を教えてくれてありがとうござい
  ました。
  本を毎日、読んで聞かせてくれてありがとうございました。
  ピアノを教えてくれて…
 と、感謝の言葉を述べました。
 男の子の挨拶は10分以上も続きましたが、その間おしゃべりを
 する子どもは誰もいませんでした。クラス全員が真剣に男の子の
 話を聞いています。
 担任の先生は涙をこらえながら、この男の子の話を聞いていま
  した。そして、最後に先生は、
 「全てを持っている人は誰もいません。あなたは、国語や算数は
  人よりできないかもしれないけれども、その欠点を補うために
  必死に努力をしました。なかなかできることではありません
   でした。私はあなたに勉強を教えられて、とても嬉しかった
  です」
 と、話しました」


他の23のお話も、心に響く話が多いですから、読んでみてくだ
さいね。短めのお話で、とても読みやすいです。
ただ、この本は、写真が使われていて、その写真がとてもきれい
なのですが、その写真で文字が見えづらい(文字がやや小さい)
ところもあります。 

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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