ことば探し
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出典名: 話しあえない親子たち
おすすめ度: ★★★★☆ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: 子供・家族
副題: 「対立」から「対位」へ 
著者: 伊藤 友宣  
訳者:  
出版社: PHP研究所 (1998/01)  
 
本の内容: 20数年にわたり時代と家族を見続けてきた親子診療研究室を
主宰する著者が、家族間での「話しあえる」「話しあう」と
いうことがどういうことか、どうしたらいいかの方法、ヒント、
などを心理学的な観点から教えてくれる本。

著者は、「だけど」から「だのに」への転換をすすめています。
「「お前の言っているはわかるよ、だけど…」と続く親のことば
 に、子どもはむかついている。
 大事なときに大事なことをしっかり話しあえないために、人間
 関係に傷つく人が増えている。
 相手の言うことを否定し、上からの意見を押しつける
 〈対立〉のことば=「だけど」「けど」から、
 お互いの違いを認め相手を受容する
 〈対位〉のことば=「だのに」へ、
 対決のことばでなく、共生のことばに言い換えていこう」


使い方としては、こんな感じになるそうです。
「なるほど。そういうことか。君の立場だとそういう思い。
 なるほど…だのに、だよ、私の立場や体験からだとこうなる
 のだよ。君もこの思いは分ってくれると思うのだ」
「そちらの思いは、そういうものですか。そちらのそういう体験
 立場だと、そういう思いになるのですね。
 だのに、私の体験ではこうなる…違うのですね、基本のところ
 から」
「違うのだね、基本のところから…」etc

と、違いを分かりあえるような話しあいになるということでした。
いかがでしょうか?

私は、「だのに」ということばを使ったことがないので、
「だのに」効果はまだ実感できておりませんが、使ってみる価値
あり、だとは思っています。今度試してみます。
みなさまは、どう思われるでしょうか。 

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば 感想 掲載日
相手がさて、どう出てくるだろうかと気にしながら、 相手にかけることばは、例外なく質問形になる。 この本では、相手が話したくない、答えたくない、 という状態の時には 2010-06-10
〈この人は話しあえる人だ〉という安心感は、 いわば直感が働くというか、文句なしにそんな気がするとい 〈この人なら話しあえるだろう〉 と思う人って、どんな人だろう。 そ 2010-06-03

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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