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出典名: | 話しあえない親子たち |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 子供・家族 | ||
副題: | 「対立」から「対位」へ | ||
著者: | 伊藤 友宣 | ||
訳者: | |||
出版社: | PHP研究所 (1998/01) | ||
本の内容: | 20数年にわたり時代と家族を見続けてきた親子診療研究室を 主宰する著者が、家族間での「話しあえる」「話しあう」と いうことがどういうことか、どうしたらいいかの方法、ヒント、 などを心理学的な観点から教えてくれる本。 著者は、「だけど」から「だのに」への転換をすすめています。 「「お前の言っているはわかるよ、だけど…」と続く親のことば に、子どもはむかついている。 大事なときに大事なことをしっかり話しあえないために、人間 関係に傷つく人が増えている。 相手の言うことを否定し、上からの意見を押しつける 〈対立〉のことば=「だけど」「けど」から、 お互いの違いを認め相手を受容する 〈対位〉のことば=「だのに」へ、 対決のことばでなく、共生のことばに言い換えていこう」 使い方としては、こんな感じになるそうです。 「なるほど。そういうことか。君の立場だとそういう思い。 なるほど…だのに、だよ、私の立場や体験からだとこうなる のだよ。君もこの思いは分ってくれると思うのだ」 「そちらの思いは、そういうものですか。そちらのそういう体験 立場だと、そういう思いになるのですね。 だのに、私の体験ではこうなる…違うのですね、基本のところ から」 「違うのだね、基本のところから…」etc と、違いを分かりあえるような話しあいになるということでした。 いかがでしょうか? 私は、「だのに」ということばを使ったことがないので、 「だのに」効果はまだ実感できておりませんが、使ってみる価値 あり、だとは思っています。今度試してみます。 みなさまは、どう思われるでしょうか。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
相手がさて、どう出てくるだろうかと気にしながら、 相手にかけることばは、例外なく質問形になる。 | この本では、相手が話したくない、答えたくない、 という状態の時には | 2010-06-10 |
〈この人は話しあえる人だ〉という安心感は、 いわば直感が働くというか、文句なしにそんな気がするとい | 〈この人なら話しあえるだろう〉 と思う人って、どんな人だろう。 そ | 2010-06-03 |