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出典名: | あなたのまわりのあぶない人たち |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 人間・人間関係 | ||
副題: | 自分を守る心理マニュアル | ||
著者: | 山脇由貴子 | ||
訳者: | |||
出版社: | 大和書房; 四六版 (2008/4/19) | ||
本の内容: | 児童相談所心理司、臨床家の著者が、問題を抱えている人の家族や まわりの人間が、問題に巻き込まれ、身動きとれない状態になら ないように、また、傷つかないための方法を教えてくれる本。 精神的治療の対象になるような事例~日常生活で出合う問題あり の人の心理状況、つきあい方、対処方法までが書かれています。 著者は、こう言っています。 「たとえば、アルコール依存症などはいちばんわかりやすいのです が、これは本人の努力で治せる病気でないのと同様に、家族や 周囲の人間の努力で治せるものでもありません。まわりの人間が どんなに頑張ってもそれは治療ではありません。 家族や周囲の人間がアルコールをやめさせるためにと思ってやっ ていることが、じつは飲酒を支えることにつながっていたりもす るのです。 「一生懸命やってあげていれば、いつか変わってくれる」 「私の気持ちをいつか理解してくれる」 そんな周囲の人間の善意と熱意、努力は実を結ぶことはなく、 周囲の人間は疲れ果て、そして本人の問題は悪化していきます。 恋人同士や夫婦、家族の中で、間違ったサポートが行われている と、その恋人や家族は周囲から孤立し、家族全体が弱体化し、 個人の問題が家族全体の病理へとつながっていきます。 そして家族は、虐待や非行などの別の問題を生んでいく…(略) 公的機関には相談できる場所が数多くあります。自分一人あるい は家族の中で解決しようと思わずに、相談に行くことをおすすめ します。 「私が頑張ればなんとかなる」という思いこそ、巻き込まれの 始まりです。 この本を読んで、本人のため、そしてあなた自身のために、 とらなければならない行動を見失わないでほしいと思います」 例えば、こんなことが書かれています。 ◎まわりを病気にする人…相手に巻き込まれていく第一歩 ◎仕掛けられる心の罠…境界性人格障害の女性との関係 ◎態度が激変する深層…境界性人格障害の男性との関係 ◎浮気がやめられない人…なぜ無差別に愛を求めるのか ◎殴られる女…何度でも殴る男のところへ戻ってしまう理由 ◎買い物に依存する人、ギャンブルに依存する人 ◎アルコールに依存する人 ◎話を聞かない人 ◎自閉傾向にある人 ◎被害妄想的な人 ◎騒々しい人 ◎落ち着かない人 ◎いつも不幸な女 まわりにこんな方がいる方は、一読をおすすめします。 知っているといないでは、対処が全然違ってきますし、光が見える かもしれません。 事例中心に書かれているので、専門知識がなくても読めると思い ます。 |