ことば探し
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出典名: 言葉の魔術師
おすすめ度: ★★★★☆ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: 人間・人間関係
副題: 百人の名スピーキング・マジシャンのタネと仕掛けを見破る 
著者: 多湖 輝  
訳者:  
出版社: ごま書房 (1995/07)  
 
本の内容: 心理学研究、心理分析などの専門家で講演家の著者が、言葉が放つ
力、タネと仕掛けについて、様々な角度、言葉の達人と言われた方
々の発言などから教えてくれる本。

著者は、こう言っています。
「医師や教師、落語家や漫才師、俳優やアナウンサーなども、言葉
 の魔法を駆使している。教える、諭す、喜ばせる、勇気づける…
 私たちは、こういった人の一言で励まされたり、生きる喜びを
 実感できるからだ。
 たったひとつの言葉で、人生が変わることもあるのだ。
 これこそが、“言葉の魔術性”と言えまいか」


しかし、これらの言葉にも「タネと仕掛け」が潜んでいて、レトリ
ックの戦術、ネーミングの手法、アジテーターの理論、独自の話法
などがあるそうです。

例えば、こんな「タネと仕掛け」、それにまつわるエピソードが
書かれています。
 ○敏腕開発課長はなぜ、うるさい部長に経費オーバーを
  認めさせられたか
 ○文豪デュマはなぜ、敵対者の中傷を反撃し、黙らせる
  ことができたのか
 ○トップ営業マンはなぜ、相手に自分の誠意や熱意を
  伝えられるのか
 ○名アジテーターはなぜ、論理以前に聴衆の耳を引き
  つけられるのか。
 ○織田信長はなぜ、ライバル家康を完全に手なずけることが
  できたのか
 ○敏腕牧師はなぜ、寄付する気のない人からも寄付金を
  集める絶対の自信があるのか
 ○名アナウンサー・鈴木健二氏はなぜ、相手の興奮を
  うまく納めて話せるのか
 ○俳優・イッセー尾形氏はなぜ、複雑な場面設定を
  正確に舞台上で表現できるのか
 ○有力石けん会社はなぜ、広告戦略でつねに高い信頼を
  得られたのか
 ○悪徳セールスマンはなぜ、注意深い客を信用させることが
  できるのか


ちょっと古い本なので、出てくる方々も古い方が多いですが、
興味深い話がいっぱいで、読むだけでも面白いです。
なるほど、そんな心理を利用しているのかなど、発見も多い
ですよ。 

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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