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出典名: | 考えるプロが明かす「思考の生活習慣病」克服法 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 考え方・ノウハウもの | ||
副題: | 放棄、依存、歪み、偏り、4つの悪弊を断つ | ||
著者: | 船川 淳志 | ||
訳者: | |||
出版社: | 講談社 (2004/2/23) | ||
本の内容: | MBA講師で、「思考力強化研修」などに力を入れている著者が、 昨今落ちてきている思考力、考えることを鍛え直し、ビジネスや 生活に生かしていく方法を教えてくれる本。 このところ日本では、いろいろな知識はあっても「考えること」が うまくできない人々、そのような状況が多くなってきているという ことで、著者は、この思考力停止を「思考の生活習慣病」と名付け こんな「4大生活習慣病」が出ていると言っています。 1.思考の放棄……「これだけの情報では無理ですよ」などと 口にして、自ら考えることを止めてしまう 2.思考の依存……「だって、社長が言ってますよ」 と人の頭に頼ってしまう 3.思考の歪み……推論の過程にムラや無理がある 4.思考の偏り……特定のことについては効果的に推論できるが ちょっと専門分野がそれると思考力が機能 しなくなる そして、これは誰にでもあることなので、これらを自覚しながら、 修正していくことが大事だということです。 例えば、こんなことが書かれています。 ◎4つの思考病が、思考不全と思考停止をもたらす ◎脱「思考の生活習慣病」ここに注意 ◎思考を超・活性化!考えるプロの「7つの基礎習慣」 1.頭の初期設定を変える習慣 2.一問一答の呪縛を解く習慣 3.両面思考の習慣 4.ことばを研ぎ澄ます習慣 5.思考を柔軟にする習慣 6.見えない問題を考える習慣 7.自己認識力を高める習慣 ◎「クリエイティブ思考」と「クリティカル思考」を鍛えよう ◎思考の3つの基本動作、分ける、まとめる、置き換える 思考するということがどういうことなのか、どうしたらより思考力 がUPするかなどとても勉強になった本でした。 「事例」やたとえ話もわかりやすく、読みやすいと思います。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
多少の才能があっても、いつの間にか、 才能を使わない習慣が身に付いてしまうケースが あまりにもた | 言い訳って、なにかと便利だと思う。 言い訳さえ言えば、すれば、 なん | 2009-09-30 |
決めつけるような文句は要注意です。 ・~というのはありえない ・絶対に~だ ・そんなこと | 「きっと、こうだ、こうに違いない!」 などと、いったん強く思いこむ | 2009-03-13 |
「一問一答」の呪縛が、思考放棄症を生む。 「正解は1つである」という前提があると、 「その正解を | 「ひとつの問いに、たったひとつの答え」 と思っていると…生き方が苦 | 2009-03-12 |