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出典名: | 絶対幸福の尺度 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 人生・生き方 | ||
副題: | 完全でない自分を愛し、温かいつながりに気づく | ||
著者: | 鈴木 秀子 | ||
訳者: | |||
出版社: | 講談社 (2000/10) | ||
本の内容: | 聖心会シスターで、国際コミュニオンの提唱者でもある著者が、 幸せが見えない時代の生き方の指針と、そんな中にあってこその あたたかいつながりの大切さをわかりやすく伝えてくれる本。 著者は、こう言っています。 「私たちが思う幸福とは、 「苦しみがなく、人や物事が自分の思い通りに動く、自分に とって都合のいいこと、うれしいこと」 を指すのではないでしょうか。 確かにいやなことはなく、物質や金銭や学歴や地位や美貌や 権力など多くのものに恵まれれば、生きるのは楽です。 大きなよろこびごとがあれば、生きているのが楽しくなります。 だから人は、誰でも本能的にそうした生きる条件をよくして、 楽にいきたいと願い、自分をとりまく条件が満たされること こそ幸せだと感じます。 しかし、幸福と思える状態は長続きせず、そういう状態を必死 で求めれば求めるほど、辛いことが増していきます。 また、私たちは、幸福は今手の内にあるのではなく、いつか 希望や条件が満たされたときに実現するものと考えがちです。 そして胸のわくわくするよろこびこそ幸せと感じます。 でも、人生というものは、曇りも雨も嵐の日もあります。 幸せは移ろいやすく、つねに昂揚した気持ちでいることはでき ません。そして、生きているのは、昨日でも明日でもなく、 「いま、ここ」だけです。 「内なる自分を変えることにより、すべては新たになる」と 聖パウロが言うように、私たちは、自分自身への気づきを深める ことによって、生きるよろこび、幸福を味わうことができるので す」 例えば、こんなことが書かれています。 ○人は誰でも完全でいたい ○目の前の問題から距離をとる ○執着から離れ、味わう幸福 ○清貧の生活 ○すべてのことにときがある ○生きている意味 ○夕映えの天使の贈り物 「事例」もわかりやすく、さりげなくも…心の琴線にふれる話が多く 読んでいて心が落ち着いてくるような本です。 自分のために、ぜひ、読んでいただきたいと思います。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
画用紙に描かれた4センチほどの灰色の象の絵に 目に触れるように近づけると、見えるのは灰色だけです。 | 目の前の問題だけに焦点を合わせ、その問題に あまりに近づきすぎると | 2009-03-28 |
死んでしまいたいほど自分をみじめに感じるときは、 どうしてもそれなしには幸せになれないと執着してい | 人間だし、生きているし、迷いもあれば、 人をうらやましくも思い、そ | 2009-03-20 |
ある日、親友は言いました。 「変わってはいけない。きみのままでいなさい。 きみが変わろうと変わ | この話に出てくる神父さんは、 長年、心配性で何にでも落胆し、自分の | 2009-03-19 |