ことば探し
★やってやれないことはない。やらずにできるわけがない。★

■本の検索■

出典名: 苦しみの中でも幸せは見つかる
おすすめ度: ★★★★☆ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: 人生・生き方
副題: すべての「苦しんでいる人」へ 
著者: 小沢 竹俊  
訳者:  
出版社: 扶桑社 (2004/02)  
 
本の内容: ホスピス医であり、ホスピス医療を広げるべく活動を続けている
著者が、苦しみの中でも、いきいきといきていくことができると、
語りかけてくれる本です。

著者は、こう言っています。
「「これ以上辛いことはない」
 「この苦しみから立ち上がることができない」
 そのような絶望の中にあったとしても、なお希望を見いだす人
 たちに、私は会うことができました。
 それは、1部の人が起こす奇跡ではなく、苦しんでいる私たち、
 誰もが、そうなる可能性を持っているということを教えてくれ
 ました。

 人はただ単に苦しむのではありません。その苦しみを通して
 実に多くのことを学んでいきます。健康が当たり前であったとき
 には気がつかないことを知るようになります。
 それは、どちらかというと、目に見えないものです。
 人の優しさであったり、家族や友人の思いであったり、道ばたに
 咲く花の美しさであったり、命の尊さであったりします。
 苦しみは、決して負の要素だけではありません。
 苦しみを通してはじめて見えてくるものがあるのです」


そして、苦しみとは、何かというと、
「希望と現実のギャップである」であり、

「苦しみの中で自分を見つめ直すことで、人は本当の幸せや本当の
 自分を見つけることができます。
 そして、苦しみの中でも生きている本当の理由を見つけられた
 ときにはじめてその苦しみが自分に与えてくれたものを理解する
 ことができるのです」


だから、苦しみを受け入れても大丈夫だと、恐れず、逃げずに見つ
めなさいと、そして、苦しみから学びなさい、言っています。

ホスピス医療の最前線で活躍されているので、死についての苦しみ
も取り上げられていて、考えさせられます。 

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば 感想 掲載日
苦しんでいる人は、その苦しみを 誰にでも言うわけではありません。 たとえ、苦しくても、言いたくな 苦しんでいる人が、苦しみを打ち明けてくれたとき、 たいていの人は、 2010-09-03
何気なく日々を過ごしていると、 「当たり前のこと」が増えていきます。(略) 自分が当たり前だ 自分には、歴然とわかっていることが、 他の人も、わかっているわけで 2008-12-09
近代ホスピスの創立者である シシリー・ソンダース(イギリスロンドン1918年生まれ)は、 人間の 今、自分が持っているいちばんの苦しみは、 いったいどれだろうかと、 2008-10-30

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

「ことば探し」トップページへ ▲このページのトップへ