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出典名: | こころの健康学 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 心・心理学、心の病 | ||
副題: | がんばりすぎずに生きてみよう | ||
著者: | 大野 裕 | ||
訳者: | |||
出版社: | 日本経済新聞出版社 (2007/06) | ||
本の内容: | うつの専門家で、精神科医でもある著者が、こころの悩み、スト レスから、フッと楽になる心の処方箋をアドバイスしてくれます。 そのために、がんばりすぎないことが大切だということです。 著者は、こう言っています。 「「がんばらない」ということと、「手を抜く」ということや 「怠ける」ということはけっして同じではないのだ。 もちろん努力することは大切だし、ほどほどにがんばることも 必要だ。しかし、あまりがんばりすぎると心も体も疲れてくる。 がんばらないといけないという気持ちでいっぱいになってしまっ て余裕がなくなる。そうすると、自分の思いばかりが強くなって 自分の置かれている状況や問題を適切に判断して対処することが できなくなる。 「がんばらない」というのは、「がんばらなくてはいけない」と いう自分の思い込みから一時的にでも自分を解き放してみること でもある。そうすれば、いろいろな考え方ができるようになるし 問題に柔軟に対処できるようにもなってくる」 例えば、こんなことが書かれています。 ◎悪い想像をしすぎて自分の行動を縛っていないか考えてみよう ◎いつものペースで動けないときもある ペースを落としてできることから少しずつ始めよう ◎思い悩んだところで、将来どうなるかわからない 長期的な展望は必要だが、まずは目の前の問題を一つ一つ 解決しよう ◎つらい体験をしたときは、最初は現実から目をそらす時間を とろう。落ち着いたら少しずつ具体的な問題解決を ◎強気になったり、弱気になったり 揺れる気持ちを制御するには、相談すること、紙に書き出して みること ◎つらい気持ちを無視したまま騒いでも気持ちは晴れない そんなときは焦らずゆっくりした方がいい ◎仕事が進まずつらい あまりにもつらいなら、思い切って休む勇気も大事 ◎職場から離れて自分を見つめ直す場所があると気持ちが楽に なる ◎できるときにがんばることは大事 でもそのために無理を重ねるのは問題 ◎うまく気持ちを通じ合えなかったと自分を責めても状況は 改善しない。意識的に現実の問題に目を向けよう 毎日の生活の中からの身近な視点で、具体的に書かれているので、 わかりやすく、受け入れやすいと思います。自分の思い込みは、 自分ではなかなか推し量れないものですが、この本に書かれている ような視点を持てれば、フッと楽になると思います。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
休めと言われても休めないのは、 自分の限界を認められないから。 限界を認められないのは、精神的に | 休むことに、妙に罪悪感を持っている人がいる。 まるで、休んだら、自 | 2008-11-02 |