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出典名: | 負ける!やめる!あきらめる! |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 考え方・ノウハウもの | ||
副題: | ポジティブ人生には、もう、うんざり。希望を捨てたら幸せが見えてきた。 | ||
著者: | P・ピアソール | ||
訳者: | 藤井 留美 | ||
出版社: | 光文社 (2006/3/24) | ||
本の内容: | 神経心理学者が、今時の過剰ともいえる「自己啓発、ポジティブ シンキング」に振り回されたり、そのために疲れたり、悩んだり するのは、もううんざり、ということで、行き過ぎの「自己啓発、 ポジティブシンキング」に警鐘を鳴らし、へそまがり十戒を教えて くれます。 〈へそまがり十戒〉 1.他者を愛することを学ぶべし 2.ネガティブ思考から深い洞察を得るべし 3.絶望こそ、精神と魂を解放する原動力なり 4.弱さを正すのはではなく、強さを伸ばすべし 5.従順がもたらす安らぎを味わうべし 6.目標も努力も放棄したところから生まれる力を知るべし 7.他人の感情に耳を傾けるべし 8.与えることなく、愛を望む者を許すべからず 9.すべてを了解したうえで否定すべし 10. 怒りは外に出すなかれ 著者は、こう言っています。 「自己啓発や自己実現をうたう世界は、いますぐ理想の自分に なれるという派手な言葉につい目を奪われがちだ。 この本は、そんな世界を正しく見るためのメガネの役割を 果たす。 いまある自己啓発の本を捨てる必要はないし、自分を高めて いく努力を忘れてはいけない。でもこの本を読めば、過去に 読んだ自己啓発本がもっと実用的になるはずだ」 自己啓発やポジティブシンキングを否定しているわけではなく、 違う見方ができること、そして、それらの教えを鵜呑みにせず、 自分でよく考えて取り入れていくことを教えてくれる本です。 とはいえ、かなり独断的な解釈もあり、狭い範囲の自己啓発本に ついて語っているなぁという印象が残りました。 |