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出典名: | ウサギ人間とカメ人間 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 人生・生き方 | ||
副題: | 他人と比べない自分を活かす「成長法則」 | ||
著者: | 川村 則行 | ||
訳者: | |||
出版社: | PHPエディターズグループ (2002/09) | ||
本の内容: | 国立精神・神経センター心身症研究室長(出版時)で、脳による 免疫制御機能、ストレスなどを研究している著者が、日々の研究や 臨床事例から、自分らしく生きて行くには、自分にあった自分なり の成功を見つけていくことが大切だと、その見つけ方、生き方など ヒントを教えてくれる本。 この本では、そのヒントの1つに、他人と比べないということを 言っています。 「重要なのは、「自分の中で比較する」ことだ。 他人との比較ではなく、自分の過去と比較する。自分の中のいろ いろな価値が以前に比べて伸びたかどうかを測ればいい。 例えば、地位を比較する場合、他人と比べるのではなく、自分の 過去と比べる。3年前は係長だったけど、その間、努力して仕事 に精を出し、今は課長になった。成長したな、と考える。(略) 前より数学ができるようになったな、前より集中力が出てきた、 勉強時間をも長くなった、前より毎日が楽しいな、少しずつ少し ずつ医者になる夢に近づいているな、と過去の自分と比較する…」 つまり、他人とは、人間として持っているもともとの資質や環境が 違うので、それを無理やりに比較して、落ち込んだり、自分の不幸 を嘆いたり、憤慨したりするより、過去の自分と比較した方が、 今の自分の成長がわかるということです。 また、この本には、ウサギ人間とカメ人間の話が書いてあります。 ウサギ人間はがんばり屋だけれど、目先の評価や小さな成功に心を 奪われ、浮き足だって、しばしば我を忘れる人、 対する、カメ人間は努力家で、遠くにある理想を見据えつつ、 目の前の1つ1つのことを大切にする人、なのではないかと 言っています。 なかなか示唆深い話が多く、考えさせられながらも、楽しめる本だ と思います。じっくりと読んでみることをおすすめします。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
あるとき、彼は英語の論文の訳をお願いされた。 そう難しいものではない。そう長くもない。 1時間も | この本に出てくる、彼、正信さん(仮名)は、 35歳頃に、考えるとこ | 2008-02-05 |
自分がいま苦しむのは良いこと、 家族がいま苦しむのは良いこと、 会社がいま苦境に立たされているの | こんなふうに、起こったことすべてを 「良いこと」とは、なかなか思え | 2007-08-10 |
私は、考え方や感じ方は「使うもの」だと思っている。 どういうことかと言うと、例えば先に私は | この本では、さらにこう言っている。 「一度、試しに使ってみる。そし | 2007-06-09 |