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出典名: | 雪月花 | |
おすすめ度: | ※おすすめ度について | |
本のカテゴリ: | エッセイ・ノンフィクション | |
副題: | 和尚の縁側説法 | |
著者: | 平和宏昭 | |
訳者: | ||
出版社: | 仏教企画 | |
本の内容: | 残念ながら、この本はあまり一般的に発売されてはいないようです が、曹洞宗琴松寺住職(2006年現在)である著者が、30年に渡っ て多くの方々にした法話集をまとめた本。 例えば、こんな話が書かれています。 「南原先生が幼少の頃、お母さんにおんぶされて、夜道を急いでい た時のことです。お母さんの背中からふと空を見上げてみると、 美しくお月さんが輝き、このお月さんも一緒に動いているではあ りませんか。思わず、 「お母さん、見てごらん、お月さんが僕たちについてくるよ」 と叫んだそうです。すると、お母さんが、 「そうとも、そうとも、お月様はね、いつもあんたやお母さんを 見守っていてくださるんだよ」 そして続けて、 「天はのうー、見る目、聞く耳というものがあって、誰一人知る まいと思っていても、ちゃんと見ていなさる。知っていなさるん だよ。」 背中で聞いていたお母さんの一言が、先生の幼い心に深く焼き付 いて、生涯忘れられない言葉となり、人格形成の基礎となったと 言われています。(南原先生とは、終戦後初の東京大学総長) (略) 私たちは、観世音菩薩さまに見守られているのです。 仏教の教えが、日々のエピソードなどにからめて書かれてあって、 なるほど、こんなところにも仏様の教えが隠れているのね…と改め てありがたく思えます。 仏教の教えを、わかりやすく、さりげなく教えてくれます。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
「笑う門には福来たる」 お釈迦様は、 「この世の中には、3通りのタイプの人がいるのだよ」 | 今日は、どうしても、 「笑う門には福来たる」 にしたい…わけがありま | 2007-01-11 |