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出典名: | こんな夫婦に誰がした? |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | エッセイ・ノンフィクション | ||
副題: | 謹んでお慶び申し上げます | ||
著者: | 綾小路 きみまろ | ||
訳者: | |||
出版社: | PHP研究所 | ||
本の内容: | ごぞんじ、綾小路きみまろさんの本ですが、漫談はあまりなく、 日頃きみまろさんが思っていること、姿勢や生き方などを楽しく 話している本です。 私は、大笑いした箇所が何カ所かあって楽しませてもらいました。 例えばこんなことが書いてあります。 「私の女房はマーガレットです。 とある本によると、アメリカの男性は、朝から晩まで奥さんの 名前を呼び続けるのだそうです。「マーガレット」「キャロライン」 「バーバラ」「スーザン」「ナンシー」…広い芝生の庭で、ブレック ファーストをいただいているイメージがわいてくるではありませんか。 (略)イギリス人なら、「ブリジッド」「キャサリン」「シンディ」 「ジャクリーン」「ダイアナ」で決まりです。 カリカリに焼けたトースト、コーンフレーク、ベーコン、フルーツ、 卵などが目に浮かびます。 もちろんこれはすべてイメージです。(略)想像でしかありません。 でも、日本のことならわかります。田舎の朝の光景です。 ご主人が奥さんを呼んでいます。 「トメ」「キネ」「ウス」「マツ」「トラ」…食卓には、めざし、 納豆、漬け物、みそ汁が並んでいます。夢がないのです。 それに比べて、「キャロライン」とか「カトリーヌ」とか「ダイアナ」 といった名前の響きには夢があります。(略) 男性も一緒です。「権兵衛」「与太郎」「助左右衛門」「末吉」なんて 呼ばれるより、「ウィリアム」「チャールズ」「アルバート」「アンソ ニー」なんて呼ばれるほうが格好いいではありませんか。 そんなこんなで、私たち夫婦は、「マーガレット」「ウィリアム」と お互いを呼び合っているのです。 これも、試行錯誤の末に生まれた夫婦円満の知恵を言うものです」 |